○犠牲に ページ31
「医務室？」
篤「頭。血出てるぞ」
「ええ？」
医務室には誰もおらず、空いている椅子に座らされて目の前に教官も座る
篤「ちょっと触るぞ」
スルッと前髪を上げられる
篤「……おでこか。消毒するからここ押さえとけ」
「ここですか？」
篤「ここだ。動かすなよ？」
手当は意外とすぐ終わって、なんだか気まずい雰囲気がサラーっと流れる。
それにしても…
「堂上教官」
篤「っ？！な、なんだ？」
「あ、や…えっと。手当ありがとうございます」
篤「あぁ…気にするな」
「あと、」
篤「ん？」
「距離近いです」
私は足を閉じてて、堂上教官は正面に足を開いて座っているからかグッと近くにいた距離のまましばらく固まっていたので、さすが恥ずかしくなりそう呟くと
篤「すまん！」
ザザザザァーーッ！！と凄い勢いで離れる堂上教官
「そんな…ぷっ…あはははっ、なんですかその離れ方！笑」
篤「は？お前が近いって言うから…」
「言いましたけどそんなに離れなくていいですよ笑」
ガチャ
幹「あ、ここにいたの」
篤「え？あぁ。Aが怪我してたからな」
幹「ならそうちゃんと言って？分かんないから」
篤「悪い」
「すみません」
幹「ううん。怪我は？大丈夫？」
「軽い傷なので大丈夫です」
幹「そっか。…あのね、１つだけいい？」
「なんですか？」
幹「Aさんは少し、自分のことを犠牲にしても良いっていう考えが何処かにあるから、それ辞めようね？」
「犠牲に…？」
幹「そう。何か、自分の大切なものの為に自分が傷付いてしまっても良いって思ってるでしょ？」
「そう…ですか？」
篤「さぁな。だが小牧が言うならそうなんだろ」
幹「まぁ、自覚なしなら余計俺らを頼ることも考えて？分かった？」
「…はい。すみません」
幹「大丈夫。とりあえず手塚がなんか余計落ち込んでたから励ましてあげて？笑」
「分かりました笑」
バタン
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陽子(プロフ) - 更新待ってます！ (2017年7月6日 22時) (
レス) id: 6132688738 (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - おもしろいです！早く続き読みたい！ (2017年6月21日 20時) (レス) id: 0b0aeb7aa1 (このIDを非表示/違反報告)
ハルvolleyball(プロフ) - 惚れぼれさん» こんにちは！コメントありがとうございます！m(_ _)m今日のうちにいくつか更新出来るようにしますね！もう少し定期的に出来るように頑張ります(^ ^;) (2017年3月30日 9時) (レス) id: 705a54dc67 (このIDを非表示/違反報告)
惚れぼれ - こんにちは。すごく続きが気になります。更新待ってます☆ (2017年3月30日 3時) (レス) id: 902974d972 (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - コメントのレスありがとうございます！これからも楽しんで読ませてもらいます (2017年3月11日 16時) (レス) id: 0b0aeb7aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルvolleyball | 作成日時：2017年1月3日 20時
