○グレー ページ29
「ねぇ、なんでこんな時間に召集？」
郁「私も知らない。柴崎に集めてって言われて」
「麻子〜」
麻「メンバー揃ったら言うから笑」
涼「それにしてもみんな遅いなぁ」
玄「悪い、遅れた」
篤「俺たちもさっき来たところなんで」
玄「そうか。非公式に報告したいってことだったな？柴崎一士」
麻「問題が重大なので上の階級の方に判断して頂きたいと思います」
光「異議あり」
麻「……。」
光「柴崎一士は業務部です、業務部側で報告するべきじゃないんですか」
麻「はっ、聞きしに勝る頭の固さね」
「麻子、笑」
麻「業務部じゃ上に上がるまでに報告が歪むか圧力がかかる可能性が高いから、って言わないと分かんないかしら？せっかくここにこういう人脈がいるんだから」
と、私と笠原の肩に腕を回す麻子。
若干身長足りてないのがまた可愛いよねぇ笑
麻「使えるバイパスは有効に使うべきでしょう？そもそも図書特殊部隊ってのは、組織内の遊撃性にもその本領があるはずだけど？」
光「っ……」
おぉ、あの光をやっつけちゃったよ。さすが
玄「…で、その歪むか圧力がかかる可能性の高い報告の内容は？」
麻「館長代理が図書館法第三十一条に抵触する行為を行なっている可能性があります」
全「「っ？！」」
最近図書が所在不明になっている事が多発していて、その15冊全て教育委員会から『望ましくない図書』の指定を受けている事。
それに対し館長代理は貸し出し制限をつけろと主張していた事。
そして、館長代理がたまたま出て来た閉架書架を探したところ、無くなっていた物が全て出てきたこと。
郁「……要するに、館長代理が蔵書隠蔽してたってこと？！」
玄「…現状としてはグレーだな………」
郁「グレーってなんですか、グレーって！真っ黒じゃないですか、第三十一条違反でしょう！？」
篤「落ち着け」
「証拠はないし、この図書館法は部外者が関係した場合は抵抗権が使えるけど内部者がってことに対しては…罰則規定はないからねぇ」
幹「それに手口も巧妙だしね。館長代理がやったと判明しても故意とは断定しがたいよ」
篤「…配架を間違えたって言えば通る話だ。館長代理は着任してひが浅いしな」
玄「…この案件は俺が預かった上で司令に報告する。柴崎は回収した図書を元の場所へ戻しておけ。
…なお、この案件はこの場の8名以外への他言を禁ずる。以上解散！」
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陽子(プロフ) - 更新待ってます！ (2017年7月6日 22時) (
レス) id: 6132688738 (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - おもしろいです！早く続き読みたい！ (2017年6月21日 20時) (レス) id: 0b0aeb7aa1 (このIDを非表示/違反報告)
ハルvolleyball(プロフ) - 惚れぼれさん» こんにちは！コメントありがとうございます！m(_ _)m今日のうちにいくつか更新出来るようにしますね！もう少し定期的に出来るように頑張ります(^ ^;) (2017年3月30日 9時) (レス) id: 705a54dc67 (このIDを非表示/違反報告)
惚れぼれ - こんにちは。すごく続きが気になります。更新待ってます☆ (2017年3月30日 3時) (レス) id: 902974d972 (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - コメントのレスありがとうございます！これからも楽しんで読ませてもらいます (2017年3月11日 16時) (レス) id: 0b0aeb7aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルvolleyball | 作成日時：2017年1月3日 20時
