はるの恋びと

14.事後 ページ14

〆．



「大毅くん………ッ、好きだよ、」



行為中に何度も何度も告げた言葉。



大毅くんはにこにこ。



「Aと俺は両想いやってんな？」



「私から誘ったも同然だし……その時点で察しない？」



お互い裸のままベッドに横になり、



大毅くんの腕枕の上で見つめ合う。



「……ちゃんと言うね。好きです、大毅くん」



布団で顔を隠しながら言うと、布団ごと抱き締められた。



「俺も大好きやで、A」



「………下半身、当たってる」



「心も体もAに惹かれてんねん」



信憑性しかない。



「ほんなら、付き合お？」



「うんっ」



嬉しい。



私のことを愛してくれて、私も愛したいと思える人と結ばれるなんて。



「あ〜……っば、またムラムラしてきた」



「……私、大毅くんの彼女だよ？」



「………せやんな、いつでも抱けんねんな」



腰を抱き寄せられ、完全に触れ合うそこ。



たくましい胸板に置いていた手はのけられて、ぴったりくっつく体。



「おさえられんわ」



「おさえなくていいよ」



貪るようなキスから、



また深い愛に溺れた。



〆．

15.彼氏→←13.衝動 (^ワ^=)

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