はるの恋びと

04.妊娠 ページ40

〆．



「A、今日こそ裸エプロンを！！」



「寒いからやだ」



「俺が温めたるやん、それに体動かすしぃ〜」



「それまで寒い」



ふああ、とあくび。



社会人三年目に突入する彼は「Aは俺に永久就職な！」と笑顔で言い放ち、その通り籍を入れて挙式した。



まあ、ウェディングドレスを選ぶ話もさらっと流した通り、



日常が彼の変態さにより刺激的なものになって、結婚という一大イベントがしょぼく感じるというまさかの展開。



いくら私と出会うまで性的な興奮を一度も覚えなかったとはいえ、反動が大き過ぎではなかろうか。



「この前ノーパンサンタコスのお願い聞いてあげたもん」



「それはそうやけどぉ……」



「録画してたよね？生まれてくる子に見つかったら私が苦しむから、はやいうちに処分すること！」



「そ、そんなぁ……………………ん？生まれてくる子？」



「うん。……あれ？言ってなかったっけ？もうすぐ三ヶ月だって」



いろんな恐怖を予想して、あえて軽い感じで報告。



大毅くんは放心状態。



「……………………赤ちゃん。俺とAの？え、いつのやろ、ここ最近はAの中で果てて、抜いた後にとろーんって出てくるんを眺めるんが趣味やから毎日出しまくってたし、でも三ヶ月ってことはAに警察の格好させた時か？ミニスカポリスやなくて、ちょっとだぶだぶな一日警察署長コスのやつ……いやでも、あん時は発射がテーマやったからAの胸に出したか。せやったせやった。あ、ほんならコンビニ店員シリーズの時？一週間連続でレジだのバックヤードだの陳列棚だの色んなシチュを想像してやった時の。んん、でもあれって三ヶ月前？ちゃうな、多分あれはもうちょい前……あ、多分あれやな、俺が幼稚園児の格好で、Aが先生役の時の。お昼寝の時間に俺だけなかなか寝んから添い寝してもらうけど、それをいいことに体触りまくるやつ……。それやなかったらなんやろ？勉強してる二人やけど途中から保健体育の実技に移るシチュのやつかな？一個一個部位の名称言いながらやったよな……保健体育の教科書、初めて役に立ったわぁ…。やば、またええシチュエーション思いついた。生放送中のニュースキャスターに、デスクの下でイタズラしまくるってのやろ。よし、これならカメラ回しててもAも怒らん。うん。



A、ありがとう！俺らの子やな！大事に大事に育てよ！！」



「ちゃんと戻ってきてくれて良かった」



〆．

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