Don't need to … 3

121 涼太side ページ35

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「＿＿あの時はごめんって。」





少し酔っ払い気味の隼が笑う。









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本当に、いろんなことがあったなぁ。なんて

Aのいつのまにかロングになった髪に指をとおす。


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俺の誕生日。




「涼太見て！作ったんだよ！」

そう言って嬉しそうに

いちごののった王道のケーキを

持ってきたA。




「「あっ！… 」」


そういった時にはもう遅くて

床でぐちゃぐちゃになったケーキを見て

泣きそうな顔して拗ねてたこと。





「…上の方なら食べれるよ。」

「いいよ、もういいもん。」




その日はそのままぐずぐずして寝て。

翌朝、二人で並んで歯磨きをしているとき

俺のTシャツを引っ張って

泣き腫らした瞳で

ちゃんと祝うって言ったのにごめんなさい。って言ってくれたこと。




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初めてAが来てくれたlive。




アリーナも来て欲しかったのに。


「ドームじゃないと行かないから。」


そう言ってたね。




初めてのドームツアーが決まった時

メンバー全員で報告したら



「当たり前じゃない。みんな頑張ってた。」


そう言いながら号泣して

何故か隼と抱き合ってたこと。






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メンディーさんが出るテレビ番組。




画面の向こうでボケるメンディーさんを見て

真顔で


「おもしろくないね。」と言ったA(笑)




それを聞いて本気で勉強というか

ダンスと同じくらい

バラエティーに向き合うようになったメンディーさん。








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本番前。



今でも俺がしてること。


Aがくれたあのピアスを握って


「＿＿よし。」


俺ならできると、気合いを入れる。









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そして＿＿

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