検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:251,019 hit

100 ページ11

1月31日 2時03分







.








「髪乾かすからちょっと音するよー」

「はーい」




涼太もお風呂を上がって

私も残りの片付けをすべて終わらせた。








それでも本当に佐野さんは起きなくて。


リビングでいまだに爆睡中。









「佐野さん起きないね。」

「うん、起きないね。」






涼太が髪を乾かし終わっても、

録画してたTV見終わっても、

佐野さんは起きない。




「A、そろそろ寝室行く?」


「ん…」


「瞳がトロンってしてるよ?」


「ん…」


「じゃぁ、連れってってあげる。」





そう言ってさっきみたいに涼太に抱き上げられて





「佐野さんは…いいの?」


「ん。いいよ。」


「ありがとう。」





寝室に連れて行ってもらった。


私はそのまま静かに瞳を閉じる…__









.









「ねぇ、A?」



涼太も静かに口を開いた。









.









.









なのに。









.









.









.









.









「__寝ていいって誰が言ったの?」





今夜、私は

また知らない涼太を見つける。

101 涼太side→←99 涼太side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (329 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
394人がお気に入り
設定タグ:バレンタイン , 片寄涼太 , GENERATIONS   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

きらら(プロフ) - ほんとに感動しました!とても素敵なお話だと思いました! (2019年2月19日 0時) (レス) id: 5434657b55 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あかりさん» クリスマスシーズンで街がキラキラしてきてクリスマスが過ぎた頃GENERATIONSのみんなが年末年始テレビで頑張ってる!っていうことをぼやーっと書いたつもりなんです。 ここも結構悩んだところのひとつなので、嬉しいです! (2018年9月6日 0時) (レス) id: dd64a4a9ad (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あかりさん» 桜が散って太陽が葉桜の向こうからギラギラしはじめてそして、夏もすぎてしまって桜の木が紅葉して葉が全部落ちた頃に雪が降ってきて (2018年9月6日 0時) (レス) id: dd64a4a9ad (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あかりさん» 具体的なコメント嬉しすぎて倒れそうです笑 凄く些細なことでも好きな人となら大切にしたい、乙女心ですよねー笑素敵に愛してる、っていう表現をするあかりさんが素敵です... (2018年9月5日 23時) (レス) id: dd64a4a9ad (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 3の120ページ「そして私達は〜艶やかに木々を彩る暖かさに触れた。」も好きです!!最後の一文はまさに Haruさんワールド だなぁーと感じます(* ´ ▽ `*) (2018年9月4日 2時) (レス) id: a523059ffd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Haru | 作者ホームページ:http://harucat_4466  
作成日時:2016年4月15日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。