僕達と一緒に治そう☆Part２

トラウマ ページ13

ーAルームー

救急車のサイレンが通り過ぎる
そのサイレンの音が苦手で、耳を塞いで怖がるから呼吸が乱れないように安心感を与える
"大丈夫"って思えるように

A「っ、、救急車…やだ。」

この家から出た事がないから、救急車に乗った事はない
でも、救急車が通ると耳を塞いで怖がる
きっと何かあるんだろうね

HW「大丈夫、もういないよ？」

A「はぁはぁ、いや…家に、来ないでっ。(震)」

"家に来ないで"って言葉に疑問を持つ
家に救急車が来るなんてありえない
Aは医療チームが治療をする事になってる
それなのに救急車を呼ぶの？
Aの記憶を知りたくて仕方がない

HW「もう救急車いない。だから大丈夫。怖いのない(撫)」

Aの記憶には何か、救急車に関するトラウマがあるのかな？
もしかしたら、僕らが医療チームで来る前に何かあったのかな？
教えてって言いたいけど、絶対無理だよね

とりあえず落ち着いてくれたけど、トラウマでのストレスで疲れたのか寝ちゃった
そのまま起こさないように部屋を出た

ー医療ルームー

KH「ホントにそう言ったのか？」

IM「なら絶対何かあるね。」

HW「Aに聞きたいと思っても、呼吸乱れて震えてたから無理と思う。」

MH「それぐらいの何かがあるの？」

KH「分からないから悩むんだよ。」

こういう時にAを幼い頃からお世話をしてた、みたいな人がいたら良かったのにって思う
現実にはいないけどね
親なのに病弱を原因で見捨てたぐらいだから

HW「救急車のサイレンが聞こえたら、Aを落ち着かせよう。離れないで安心感を与えてね。」

KH「安心感を与えながらも何かヒントになる情報も聞けたら聞こう。」

Aには苦手なのがたくさんある
僕達には安心感を与える事とか、気をつける事とか出来る事が限られてる
だけど、守る事とか治せる事なら誰より自信を持って出来る

考えて悩んで不安なトラウマも治すから

そう思ってた
いつになるか分からないけど

でも、Aのトラウマの原因を知る事は予想もない時に起きた

たくさんの事を知って、絡み合った糸をゆっくりと解いてくみたいに、理解と受け入れが必要になったのはまた別のある日の事

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リクエスト募集中☆

HW「読んでくれてる皆さん、どうですか？^^」

KH「下手ながら描いてるみたいだけど。」

IM「寝る前に"どんなのがいいかなぁ"って焦った顔で携帯持ってますよ。」

遥「ホントいつも自己満作品ですみません…」

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