今更ながら ページ30
リヴァとシルヴァはヤンデレだ…。
リヴァは自覚が無い、シルヴァは自覚している。
無自覚に人の命を狙う。
「あはは〜死んじゃいますよ〜死にませんけど〜」
「そうね〜死んじゃうわね〜」
首を締められて笑ってるシルヴァ(締めているのはリヴァ)、これももう日常だ。
「それにしても何故ヤンデレというモノは人の命を奪おうとするのだ？」
疑問を持ったイグニスは首を傾げる。
「知らねぇよ！早く止めろ！」
クドがリヴァとシルヴァを引き剥がそうとする。
「あら」
剥がれるリヴァ、残念そうなシルヴァ。
アレフはアレフで血抜きされてて当分動けそうにない、倒れた時「これが貧血か…久しぶりの感覚だ…」とか言って倒れた…まさかアレフの首にナイフを突き刺して川に流すとは考えもしなかった。
もののきっかけは鹿の血抜き。
『人ってどのぐらい血液入ってるのかしらねー』から始まった。
アレフの『さぁ…わからないな』の言葉を聴く前にドスッと…。
「民と謁見してる時はちゃんとしてくれよ…？」
「わかってますって」
絶対に分かってない二人が返事する。
最近謁見する機会が増えてきているレオンハルトは大忙しだ…。
食事もまともに摂れないような気もする。
魔物の他に暗黒獣もその辺を彷徨くようになった…世界の適応能力は高いものでもう倒す為の武器が開発されている。
まぁ、こうして皆やる事がない時は食堂に屯するようになった。
ひぇぇ…
城の外まで謁見の列が鎮座している。
「まだまだ来ますね…」
白い耳が左右に動く
「国民には我慢してもらっていたからな…全員の意見を聞くように善処しよう…」
レオンハルトはため息ひとつせずに国民の意見を整理していく。
そこにリヴァが来て
「ねぇ、国民に同じ意見の人同士で集まって代表決めてもらえば？」
そうすれば向こうもこっちも楽じゃない？と
「そうですね！流石姫様です」
スムーズに進む謁見でした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
