蒼剣【創作】5 (ページ21)

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イグニスが先生ページ21

「せんせーい！かあさん！」
カインが手を振る、隣ではシルヴィアは焼きとうもろこしを頬張っている。
「先生？」
「母さん、イグニス先生は僕らの時代では先生だったんだよ！全く、母さんも父さんじゃなくて先生と結婚すればよかったのに！先生の方が何倍も優しい！」
「あれれー？カイン～？」
シルヴァがカインの肩を握り潰す様に掴む
「痛いよー父さん」
「余はそんなに優しいのか？」
「先生、優しい。でも私はパパの方がいい」
「カイン～？向こう行きましょうねー？」
「何するんだよ！離せよ！クソ親父！」
掴まれて連行される…

「ぎゃああああああっ！！」

カインの叫び声が聞こえた…。
「父上…」
アルスがアレフの隣に来る。
「ん？どうした、アルス」
「共に…食べても良いでしょうか…」
照れているのだろう…
「あぁ、構わない」
「本当ですか！やったあ！」
クドの隣には面倒臭がりなユーリが…。
「もしゃもしゃ…」(咀嚼するのもめんどくさい)
「じゃあ飲み込め！」
よく聞き取れるな…と
「母様、これ美味しいですよ」
「ラインハルト…ありがとう、昼間は何をしていたの？」
「兄弟達と川に魚を取りに…シルヴィアが流されたりカインが釣り針にユーリを引っ掛けて釣ろうとしていました…」
「カインは他の兄弟になにか恨みでもあるのかしら…」
「まだまだ遊ぶ場所が沢山ありますね…」
「長兄の貴方に任せ切りで悪いわね…」
「いえ！未来では引きこもって勉強していたので…新鮮で…」
「無理しない程度に頼むわね」
「はい！」