そんなこんなで ページ2
暗黒点の件もあって
不死のアレフとリヴァとシルヴァは大人しくしてるようにお達しが来ました。
「体動かしてないと死ぬわ、死んじゃう〜死なないけど」
ソファの上で転がるリヴァと戦術本を読むアレフ
「俺の膝の上はお前の枕じゃないぞ？」
はぁ、と大きくため息をついて片手でリヴァをソファから落とすーー…
瞬間、地面に到達するギリギリで空中に留まるリヴァは空中でゴロゴロし始める…
「それにしても暇ですよね」
レオン曰く。世界の為に何もするな___
「何もしちゃいけないって言うのは…辛いわね…」
グラグラーー…
地響きが聴こえる…
「…これ意味が無いんじゃないか？」
「意地でもバランス保つつもりね…」
「じゃあ、どうします？」
考える…
「私ちょっと暗黒点に入ってみるわ」
ふと口から出る言葉。
シルヴァが割って止める
「駄目ですよ！下手したら消えちゃうんですよ！？」
「そんなの入ってみないと分からないじゃない？」
物は試し！…
リヴァは暗黒点の真上に転移する…
「さて、じゃあ行ってみようかしら」
消える覚悟で降下する、人影だろうか…何かが見えた。
「何かいる…？」
どぷっ…
ゼリーに沈むような音がした
辺りを見回す、周りは暗く上下左右何処が地面か分からなくなるほど暗く、何も無い…
リヴァは深呼吸を深くして足元を地面と認識する事にした。
「…消えては無いみたいね」
壁がない、果てがない…
「誰かいないのー！」
大きな声で呼んで見るが返事はなさそうだ…
暫く歩くことにした…
「止めなくてよかったのか？」
アレフが笑う、シルヴァは不貞腐れているのかいつも穏やかに微笑みを浮かべている顔が少し怒っているように見えた。
「僕が止めたところで勝手に行くでしょ？」
「全くだ」
「魔力が消えていないから消えてはいなさそうですが…心配ですね」
驚いた…男の子がいるではないか…
銀髪に赤い目…
容姿は何処かで見たような感じだ…
「…貴方、ここで何してるの？」
男の子は杖を持っている…見たこともない型だ
「母…さん！？」
母と言ったか？私を？
「……は？」
「探してたんだよ！母さん！あぁ、良かった〜！会えた！…って言っても信じてもらえないか…」
まずこの子は誰なのだろうか…
「名前…聴いてもいいかしら…」
恐る恐る、我が子の名前はシルヴァと私しか知らない…確認には持ってこいだ
「僕かい？ラインハルトだよ、母さんと父さんの息子さ」
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