蒼剣【創作】4 (ページ25)

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依存心ページ25

姫様の周りは依存心が強い人の塊だ、とルクスは思った、でも悪い気はしなかった、
寧ろ興味があったくらいだ…
「ねぇー、ガストはさ？どう思ったの？」
「主語が無いぞ、何をだ？」
ガストは異邦人だ、違う世界から来て違う世界へ渡り歩く能力がある。
「何をって、君のお母さんに似た人だよ」
これだけで伝わるのだろうとルクスは思った、前々からルクスとガストは面識があった、それは自分が他の人物に使役されていた時。
龍姫が産まれるもっと前、
「クレアは母ではないぞ、アイツがギルドマスターで俺がギルドメンバーと言うだけだ」
黄昏の先にある何かをガストは見ていた、それは遠すぎて見えないが確かにある物だ。
「それで？どう思った？」
「そうだな…だがらこの世界の特異点はあの女ではなさそうだ」
あの女、あの女とはやはり龍姫なのだろう…
「あぁ、やっぱり…ボクの記憶が正しければ、彼女…前に何度か死んでいたよね？可笑しいんだよ、じゃあ、誰かが繰り返してるってこと？｣
さぁ、とガストは目を閉じる。

「でもさ、本当に不死なんてあるのかな？あー、でも…そんな妙薬があるから月のお姫様は王子様に不死の薬を渡したんだっけ？」

海の底→←仲良しな夫婦（？