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剣持「それで？1人で帰れると豪語したお嬢様は、一体どうやったらこんな時間に帰る事になるんでしょうか。牛車でも使ったんです？」
ニコニコと爽やかな(？)笑みをこちらに向ける刀也サン。
こめかみピクミンだよ？怖いって。
えー現在どういう状況かと言いますと。
目の前で仁王立ちする刀也のお説教を正座で聞いておりまする。
え、おかしい。普通逆だよね！？
頑張って帰ってきてこんなに怒られると思ってなかった…
ちょっと悲しくなって、しゅん…と顔を俯ける。
すると、刀也の声が弱々しくなったのを感じた。
剣持「………っごめんなさい。そんなに落ち込まないでくださいよ…」
ちらりと顔を上げれば、困ったように眉尻を下げている刀也と目が合う。
『私こそごめん…刀也がそんなに怒ると思わなかったし…』
仕えてる私に何かあると、刀也が罰を受けちゃうもんね。
刀也のためにも、やっぱり自立しなきゃだなぁ。
剣持「……そりゃ、僕だって心配しますよ。」
刀也が小さく何かを呟いた。
『え？ごめん、聞こえなかった。』
剣持「別に何でもないです。」
ちょっと拗ねたみたいに唇を尖らせてから、また元の表情に戻る。
何今の顔。可愛い。
剣持「ところで、」
刀也は私と目線を合わせるように正面に腰を下ろす。
怒っていないことを示すその態度に、私の心は一気に落ち着きを取り戻した。
剣持「こんなに時間をかけて、一体どうやって帰ってきたんですか？」
『あ、えっとね、ちょっと迷子になってたんだけど、偶然会った先輩に送ってもらったの。』
剣持「先輩？同じ学校の？」
『そうそう、不破湊先輩って人。』
剣持「…男？」
『うん。』
そう答えれば、あからさまに眉を顰める刀也。
剣持「…つまり、偶然会った知らない男に着いて行ったってことですか？」
『…う、まあ…』
確かに刀也の忠告をがっつり無視してはいるけども。
結果的にはいい人だったんだし、ノーカンでお願いしたいというか何と言うか…
返す言葉が見つからず、もごもごと口籠る。
剣持「ふぅん」
あ、はい怒ってますよね。
『申し訳ございませんでした。』
必殺、土下座。
この際プライドをかなぐり捨てて深々と頭を下げる。
仮にもお嬢様が執事に向かって土下座なんて変な絵面だけど、これが常だから仕方ない。
私の華麗な土下座を前に、刀也は何故か満足気に頷いていた。
剣持「その態度は反省しているということですね？」
イエス、刀也様。
剣持「それじゃ、もう知らない男とは話さないと誓いますね？」
『エ』
続く (更新停止中)
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立花波瑠(プロフ) - るぅらくん。さん» 出てきますとも(*´꒳`*)ただ、kgmさんはもうちょい後に登場する予定です…。気長にお待ちいただければ幸いです！ (7月6日 2時) (
レス) id: 0488f461bc (このIDを非表示/違反報告)
るぅらくん。(プロフ) - タグのところにrfmoと書いてあって、fwくんも登場していたので、kidくんとkgmさんもお話に出てくるんでしょうか…？楽しみです(*´꒳`*) (7月4日 23時) (レス) @page12 id: a4ab9c0480 (このIDを非表示/違反報告)
立花波瑠(プロフ) - コメントありがとうございます！更新頑張らせていただきます！✨ (7月3日 20時) (レス) id: 0488f461bc (このIDを非表示/違反報告)
赤路爾栩 - コメント失礼します！書き方すごい好みです！更新頑張ってください！ (7月2日 17時) (レス) id: 19b13f7579 (このIDを非表示/違反報告)
立花波瑠(プロフ) - ありがとうございます！調子に乗って更新いっぱいしちゃいます！笑 (6月3日 23時) (レス) @page3 id: 0488f461bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：立花 | 作成日時：2023年5月25日 17時
