二百三十三番星 ページ2
………可笑しい。
ロータスが何だか変だ。
何が理由かは知らんが、先程からぼーっと考える事が多い。何考えてるんだか。
鳴呼それから、ロータスの部屋にて日本刀を貰った。それも、日輪刀。
ロータス「ボクの技で、キミに武器をあげるよ」
『他にも何か出来るのか』
ロータス「あれ、男からのプレゼントって普通嬉しいもんじゃないの?」
『知らん』
ロータス「まぁいっか……泡沫の夢」
『…これ、私の刀か?』
ロータス「そ、記憶から物を取り出せるんだ」
『そうか……ありがとう』
てな感じの会話があり、今に至る。
今は何をしてるかって?それは簡単。
ロータス「ヘンディ聖騎士長サマー、ボクの
多分貴方と同じくらい強いですよー」
ヘンディ「ヘンドリクセンと呼べと言っただろう。その巫山戯た物言いをやめたらどうだ」
ヘンドリクセン聖騎士長殿に、私の紹介に参っている。
ぺこりとお辞儀をすると、ふんっと鼻を鳴らした聖騎士長殿。何だ此奴。
ロータス「あはは、ごめんなさーい。
でも、だからってボクを切ったりしないでしょう?」
薄ら笑みを浮かべるロータスと、眉間にシワを寄せるヘンドリクセンと言う聖騎士長殿。
_____「ボクが一番強いから」
有無を言わせぬ様なその笑顔。私はこの顔が苦手だ。貼り付けた様な、仮面をつけているかの様な…何も無い、空っぽの笑顔。
……無理に笑う事ないのにな。
すると、ロータスはこてんと首を傾げた。
ロータス「あれ、今取り込み中でした?」
『何処からどう見てもそうだろう。お前の目は何処についているんだ、戯け』
酷っ!とショックを受けるロータスを、黙れと言って一蹴する。
ヘンドリクセン殿の目の前には、癖っ毛金髪で鎧を着た青年と、紫色の布で身を包んだ魔術師が居た。
そして背後からは、三つの大きな気配。
取り込み中という言葉で片付けられる程、簡単な問題では無い。ピリつくその場と、それに反して明るく振る舞う青年。
焦燥が垣間見えるその空気に、私はどうしていいかいまいち掴めないでいた。
メリオダス、バン、ゴウセル殿。
だが、三人の気配に安心している自分が居るのも事実だ。
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ミルクレープ(プロフ) - 天霧さん» ありがとうございます!受験が近いので低浮上気味ですが、少しずつ更新して行けるように頑張ります!! (2021年12月29日 12時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - とても面白かったです。続きがとても気になります。更新待ってます! (2021年12月26日 8時) (レス) @page38 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - こはねさん» ロータスぅぅ!!しかしながら、お話がもう少し進めば再登場します!どんな形なのかはまだ秘密ですが…🤫 推しでしたか!嬉しいです、ありがとうございます☺️ (2021年11月19日 17時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
こはね - ロータスッッ!!私の推しがッッ!!!、 (2021年11月18日 21時) (レス) @page29 id: b4a9ddf842 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - 夢さん» ありがとうございます!嬉しいです✨ 更新頑張ります! (2021年11月15日 14時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクレープ | 作成日時:2021年9月25日 17時