検索窓
今日:24 hit、昨日:76 hit、合計:263,662 hit

三番星 ページ7

メリオダス「そろそろ本題に入るかー。


……A。お前、何があって空から落ちてきた?」



少し真面目そうな顔をして疑問を投げかける。見ていて尚、私を連れてきたのか。





ホーク「おい、それどういう事だよ!
空から落ちて来たってのか?それも無傷で!!」


メリオダス「そうみてーだな。
技出して衝撃を和らげてた。そしたら池に落ちて、こんなに濡れたって訳だ。

……で、結局何でなんだ?」






ぐっと顔が近づいた。
驚いて顔を押すと、彼は悪戯っ子のような笑みを浮かべて私の手を掴む。








『おい、離れてくれないか…!?』


メリオダス「いーや、このままで……ぐぇっ」




メリオダス殿が視界から消え、代わりに桃色の生命体が目の前に現れる。



ホーク「このヤロー!変態が!それ以上Aちゃんにベタベタするんじゃねぇ!!
こんな綺麗な子に手ぇ出したら、お前確実に殺されるぞ!?」






……この豚、いい豚だ。


どう説明しようとか、話しても大丈夫かと考える。けれど、彼らの言い争いを見ていたら何だか気が緩んで、深く考える必要はないなと感じる。





『静かにしてくれ。話さなくてもいいのか?』




二人同時に動きを止めた。仲良しだなおい。




メリオダス「話してくれんのか?」


『そう言っているだろう』







此奴らは信用しても大丈夫だと、何となくそう思た。私は彼らに命を救われたと言っても過言では無い。
むしろ言わない理由が見つからない。




二人が椅子に座ったところで、鬼殺隊でのことを話し始めた。


























『…とまぁ、こんなもんか』



二人は終始静かに話を聞いてくれた。驚いたのだろう、目を見開いたり眉を寄せたりしている。

そうしているとホークが口を開いた。




ホーク「マジかよ……一回死んだってのか?」


『そうだ』


ホーク「そうだ、って…辛くねぇのかよ?悲しくはねぇのか!?」




空を仰いで思い出す。

死ぬ間際、私は何を思ったか。何の為に鬼殺隊に身を置いていたのか。



そして二人の顔を交互に見て口を開く。








『確かに痛かった。死ぬのは辛く、悲しかった。


だが私は、友に死んで欲しくなかったんだ。
命を賭してでも守りたいものがあるんだ。

それを守るために鬼殺隊に入り、責務を全うしてきた。




人を悲しませる事も多くあったがな…。



これが私の前世だ』

四番星→←二番星



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (150 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
339人がお気に入り
設定タグ:七つの大罪 , 鬼滅の刃 , 逆ハー   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

奥山乃愛(プロフ) - ミルクレープさん» 分かりました!無理せずに頑張ってくださいね! (2022年12月5日 6時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - 奥山乃愛さん» コメントありがとうございます!!全キャラ…作者自身の書きやすさにもよりますが、なるべく多くのキャラに愛されるようにしてみます!!完結までいけば全員分落ち書く予定です!更新頑張ります🔥 (2022年12月4日 22時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します!出来たら全員のキャラ(敵にも)に愛されたいです!(恋愛的に)あと出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです!無理せずに頑張ってくださいね! (2022年12月4日 20時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - あれ…?あれれれれ??高評価が100票!!ありがとうございます😭✨ (2021年10月3日 15時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ミルクレープさん» 了解しました! (2021年8月22日 19時) (レス) id: d1cecbd3a2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミルクレープ | 作成日時:2021年2月20日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。