続編予告 ページ48
全体的に白で統一されたこの部屋。
入口のドアに向かって設置してある机に背を向け、椅子に反対向きに座る男。
その部屋には、メリオダスに瀕死の怪我を負わせたギルサンダーも居た。
男は椅子を斜めらせ、キィキィと鳴らしながらギルサンダーに語り掛ける。
「ねぇギル、メリオダスってそんな強いの?」
ギル「鳴呼、流石は元大罪人集団の団長といった所だ。だが、私は《七つの大罪》の…」
「ハイハイ、誰よりも強いんだろ?わかってるよ次期聖騎士長サマー」
ギル「……ナメているのか」
魔力を纏わせた剣を向ける。男は驚くが、ヘラヘラと笑っている。
いや違う。笑っているのは口元だけで、瞳の奥は笑っていない。
____感情が抜け落ちているかのように。
「ちょっと待てって…仲間に剣を向けるもんじゃないぜ?冗談だよ。お前はホントに冗談通じないなぁ。
それとも、本気で俺に勝てるとでも思った?」
ニヤリと笑った瞬間、男はギルの頭に手を当て、魔力を発動した。
____ダンッ!!
「まだオレには勝てねぇよ、ギル坊」
ギルサンダーは呆気なく床に打ち付けられた。
その相手は先程の男ではなく……
ギル「メリオダスッ」
「はは、オレに勝つにはまだまだ若ぇな」
ギル「くっ…」
「じゃーなギル坊。
………ボクに勝ちたいなら、もっともーっと鍛えときなよ?」
ガチャッと優しくドアを開け、本来の姿に戻った彼は部屋を出た。
ギル「ロータス……厄介な魔力だな」
____「Aちゃん、ね…」
ロータスと呼ばれたその男は、軽快に靴を鳴らしながら廊下を歩いた。
ロータス「可愛いし強いし、《七つの大罪》団長にも勿体ないって言わせちゃう女。
魔力も謎とか……いーじゃん」
目を細めて笑ったロータス。
窓から、今頃彼女らが居るであろうバステ監獄の方を見る。
ロータス「早く会いたいなー、Aちゃん。
もしAちゃんが俺のモノになったら……
メリオダスはどんな顔するんだろ」
これから、更なる脅威が汝らを脅かすだろう。
汝らが信仰を辞めない限り
大切な者を守る為に力を使う限り
汝らは更なる強さを手に入れよう。
さあ、臆せず進め。
運命に、抗え__
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奥山乃愛(プロフ) - ミルクレープさん» 分かりました!無理せずに頑張ってくださいね! (2022年12月5日 6時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - 奥山乃愛さん» コメントありがとうございます!!全キャラ…作者自身の書きやすさにもよりますが、なるべく多くのキャラに愛されるようにしてみます!!完結までいけば全員分落ち書く予定です!更新頑張ります🔥 (2022年12月4日 22時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します!出来たら全員のキャラ(敵にも)に愛されたいです!(恋愛的に)あと出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです!無理せずに頑張ってくださいね! (2022年12月4日 20時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - あれ…?あれれれれ??高評価が100票!!ありがとうございます😭✨ (2021年10月3日 15時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - ミルクレープさん» 了解しました! (2021年8月22日 19時) (レス) id: d1cecbd3a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクレープ | 作成日時:2021年2月20日 18時