元星柱は大罪人【七つの大罪】【鬼滅の刃】

三十五番星 ページ39

ボクに出来る事を



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ﾎｰｸ「世の中の女の子の大半は、テメーみたくデカくて強いわけじゃねーんだよ！！」



そんなの知ってる、嫌って程分かってる。でも、巨人族だから仕方ないんだ…！





こうやって誰かに言われると、心の奥底にしまってあるやるせなさや悔しさが込み上げてくる。
それに反応して、キッと二人を睨んでしまった。






ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ「私が聖騎士を止めたいと言ったから、《七つの大罪》の所在を探り出す為にあんな無茶を…」


ﾃﾞｨｱﾝﾇ「勘違いするな！団長は別にキミの為に無茶したんじゃない！！」






………団長はいつもああなんだ。


だからボクにだって、あんな風に声をかけてくれた。






男が寄ってたかって、女一人にカッコ悪ぃ事すんなよ！





もう大丈夫だ！怖くなかったか？





怖かった、ですよね









Aにも言われたな、怖くなかったかって。


あの子は団長に似てる。
だからさっきだって普通に話せたんだ。人間は信用しないって思ってたのに。







ﾃﾞｨｱﾝﾇ「怖くなかったかってボクに言ってくれたのは、団長とAだけだよ。…嬉しかったんだ。

自分よりもこんなに大きい女にそんな事言うなんて変わってる」





ボクは体が大きい。王女さん達みたいに団長の傍について看病することは出来ない。



だからこそ、ボクはボクに出来ることをするんだ。






ﾃﾞｨｱﾝﾇ「そんな風にボクを大切にしてくれる団長やAの為に、《七つの大罪》の皆を探して…王女さん、キミを守る。

……ボクに出来るのはそれくらいだもん」








私にはもうそんな人居ないので







そんな風に言わないで欲しい。



ボクがAにとっての信頼出来る人になれれば、そんなこと言わなくて済むかもしれない。
……会って一日しか経ってないのにこんなこと思うのは、おかしいかな。




でも何故か、彼女には気を許していいって思ったんだ。








ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ「私は、力が欲しいです」




ボクも目の前で団長が倒れた時、情けなくなった。王女さんも、戦えるなら戦いたいよね。












…………それを言ったら、ボクだって











小さくなりたいよ…＿＿＿。





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〈嫉妬の罪(サーペント・シン)〉 ディアンヌの想い

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