七十六番星 ページ33
『生きる道…？
そんなもの自分で見つける。私の運命は、私が決める。
お前なんかに、左右されてたまるか！』
ロータスは目を細める。そしてため息をついて続ける。
ﾛｰﾀｽ「こんな時でも弱音吐かないんだね。強すぎるよ、キミ。
でもね、この世界ではキミは生き延びていけない。気持ちだけじゃ何ともならない事もあるんだよ。
キミは、＿＿＿＿なんだから」
『は、何で知って…』
耳元で、とある事を囁かれた。
記憶を読めるとは何とも厄介だ。面倒な奴に、最も面倒な事を知られてしまった。
ﾛｰﾀｽ「キミが特別な訳が分かったよ。あんな
『お前は私に何をしたいんだ。何を求める？』
ﾛｰﾀｽ「言ったでしょ？ボクと一緒に来いって。
ねぇ、返事は？」
感情の込もっていないような目で言われる。
……いや、違う。ずっと込められていなかったんだ。
近くで見てやっと気付いた。
声のトーンも、笑顔も、目も、全部初めから変わっていない。
感情が欠落しているんだ。彼奴のように。
ﾛｰﾀｽ「返事。ほら、早くして」
『何を焦って…』
ﾛｰﾀｽ「だってさ、早くしないと…」
＿＿＿＿＿「彼女から離れろッ！」
後ろの方から声が聞こえてきた。この声は確か……
「
『キング殿…！？』
ﾛｰﾀｽ「ほら、仲間が来ちゃったでしょ？」
私の周りの水晶を砕き、ロータスに向かって暗器を操る。
これがキング殿の魔力…。メリオダスより強いのではないだろうか。
ｷﾝｸﾞ「A！無事！？」
鳴呼、名前覚えていてくれたのか。
私の状態を目にすると、苦しそうに顔を歪める。
『すみません、動けそうにないです』
ｷﾝｸﾞ「そこで休んでて。
ロータス、お前…何のつもりだ！」
私の体を案じてくれた後、鋭い目付きでロータスを睨みつけるキング殿。ロータスと知り合いなのだろうか。
ﾛｰﾀｽ「ごめんよキングくん。
でもボク、キミとは戦わないよ。ほら、ボク今日有給取ったし」
ｷﾝｸﾞ「なら、何故彼女を襲った！？」
ﾛｰﾀｽ「そんなに怒るなよ、らしくないなぁ。
彼女を襲う理由なんて一つしかないだろ？」
私にも、キング殿にもいまいち分からない。キング殿は暗器をロータスに向けて話を聞いた。
ﾛｰﾀｽ「彼女は、俺の獲物だからさ」
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マイマイマイキー - とても面白くて、今七つの大罪と鬼滅の刃にはまっていたので探してたんですよ！嬉しい！ありがとうございます！何か思う事があればこの作品を見て息抜きさせてもらってます！ありがとう！ (2021年8月5日 11時) (
レス) id: ce7ca8cbb8 (このIDを非表示/違反報告)
カピバラの神!!(プロフ) - とても楽しみに待たせてもらいます!! (2021年7月24日 19時) (レス) id: aca1894eb0 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - カピバラの神!!さん» やーーーっと返して貰えました！部活の県大会終わったので！これからじゃんじゃん更新していきます！お楽しみに！！ (2021年7月24日 15時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
カピバラの神!!(プロフ) - はやく返してもらえるといいですね。枕をぬらしながら待ってます!! (2021年7月23日 20時) (レス) id: 3901f881a5 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - メリエリさん» まじですか！！ありがとうございます！超嬉しいです、頑張ります！！ (2021年7月23日 14時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクレープ | 作成日時：2021年5月30日 14時
