六十九番星 ページ25
ﾊﾞﾝ「ホラよ、食え♪」
ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ「わぁ…美味しそうな香り！」
ﾒﾘｵﾀﾞｽ「な！」
キング殿に逃げられた後すぐ、バンを連れて戻ってきた。そこで、お腹を空かせていた子供達２人にバンが手料理を振る舞っている。
「で、でも僕達お金……」
ﾊﾞﾝ「食わねぇなら、全部豚の餌にすんぞ〜？」
あ、ホークの目が輝いた。
「「いっ、いただきます！」」
そう言ってパクパクとご飯を口に詰め込む子供達。愛いな。
「お、美味しい……」
ﾎｰｸ「お、俺にもお零れを〜！」
そんなことを言っていたホークだが、その願い虚しくメリオダスに引きずられていった。
先刻私のご飯食べたばっかりじゃなかったか？
ﾊﾞﾝ「ほら、お前も食えよ♪」
『私もいいのか？』
ﾊﾞﾝ「言ったろ、今度は俺が作ってやるって♪」
そういえばそんなこと言ってたな。パクッとハンバーグを口に放り込む。
『……美味しい』
ﾊﾞﾝ「だろ〜？」
『口に入れた時に肉汁が溢れ出てくる。そもそもの肉が良いんだろうが、それを引き出す料理人の腕がいい。流石だな。
将来いい旦那になるぞ、お前』
ﾊﾞﾝ「ありがとな♪
遠回しに俺の嫁になりたいって言ってんのか？ソレ」
『そこまでは言ってない』
あっそ〜と興味無さそうに返して、子供たちと向き合うバン。興味無いなら初めから聞くな。
それにしても、申し訳ない。
私のせいでキング殿が何処かへ行ってしまったにも関わらず、私だけバンの料理を頂くのは…気が引ける。
「お兄ちゃん！本当にありがとう！」
ﾊﾞﾝ「ギブアンドテ〜イク♪
代わりに死者の都とやらの場所を教えろ」
ﾒﾘｵﾀﾞｽ「おいバン、キングは見つかったんだ。行く必要はもう無くなったろ？」
ﾊﾞﾝ「あれがキングなわけねぇだろ」
ﾒﾘｵﾀﾞｽ「本物だって」
ﾊﾞﾝ「いや、偽物だ！」
『…もう一度会えば分かるんじゃないか』
私が言えた義理じゃないが、そんなに言い争うなよ。
「あんた達も死者の都に行きたいの？」
『も…？』
「さっきの子も聞いてきたんだ。死者の都にどうしても行きたいんだって」
ﾒﾘｵﾀﾞｽ「キングが？」
「うん。ずっと探してるみたい」
ﾎｰｸ「そんな辺鄙なトコにあんのかぁ？」
「ううん。すぐ傍だよ」
ﾃﾞｨｱﾝﾇ「どういうこと？」
私達は全員首を傾げ、少年の話に耳を傾けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 321人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マイマイマイキー - とても面白くて、今七つの大罪と鬼滅の刃にはまっていたので探してたんですよ！嬉しい！ありがとうございます！何か思う事があればこの作品を見て息抜きさせてもらってます！ありがとう！ (2021年8月5日 11時) (
レス) id: ce7ca8cbb8 (このIDを非表示/違反報告)
カピバラの神!!(プロフ) - とても楽しみに待たせてもらいます!! (2021年7月24日 19時) (レス) id: aca1894eb0 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - カピバラの神!!さん» やーーーっと返して貰えました！部活の県大会終わったので！これからじゃんじゃん更新していきます！お楽しみに！！ (2021年7月24日 15時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
カピバラの神!!(プロフ) - はやく返してもらえるといいですね。枕をぬらしながら待ってます!! (2021年7月23日 20時) (レス) id: 3901f881a5 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - メリエリさん» まじですか！！ありがとうございます！超嬉しいです、頑張ります！！ (2021年7月23日 14時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミルクレープ | 作成日時：2021年5月30日 14時
