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「よく頑張ったよ。」
そう電話越しに慰めてくれるミク。
"ごめん、今は答えてあげられないや。"
だって。私振られたんだよ。笑えてくる。
「好きだなんて言わなかったらよかった。」
「言わなかったら一生後悔してたよ。」
「そうなのかな〜。」
あぁもう、明日からどんな顔して学校行けばいいの。
また、起きたら目腫れてないかな。学校行きたくないや。
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「そんな上手くいくわけないか。」
朝。全く腫れてない目になんだか腹が立つ。
「おはよ〜。」
「あ、Aちゃん!いいとこに来た!」
教室に入ると中島くんとミクが話してて。
「なに?」
「Aにとっちゃ超いい情報。」
「なんなの?」
「風磨と美月ちゃん、別れたんだって。」
なにそれ、意味わかんない。
「え、ちょっと!A!」
気づけば教室を飛び出して、まだ来ていないだろう奴を探す。
美月ちゃんと別れるとか、バカなんじゃないの。
「居た!」
「え、なに。」
「ちょっと話があるんですけど。」
そう言って下足に居た菊池風磨の腕を掴んで空き教室に連れて行く。
「どうしたの?」
「なんで美月ちゃんと別れたの?」
「...Aチャンには関係ない。」
「あんな可愛い子と別れるなんてバカなんじゃないの?」
腕組んで仁王立ちしてる私と、
怠そうに机に腰掛ける菊池風磨。
「Aチャンは、全然分かってない。」
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キララ(プロフ) - いやー風磨くんたまらなくいいです!素敵でした!これからも頑張って素敵な作品書いてください (2016年7月30日 0時) (レス) id: e3a122c086 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりの - 続編読みたいです! (2016年7月27日 15時) (レス) id: e008a6c033 (このIDを非表示/違反報告)
satomai(プロフ) - 続編読みたいです!お願いします!! (2016年7月27日 10時) (レス) id: d958dfff2a (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 完結おめでとうございます!この作品大好きなので是非続編読みたいです!お願いします!! (2016年7月27日 9時) (レス) id: 90116ced49 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮もえ(プロフ) - 続編読みたいです!!! (2016年7月27日 9時) (レス) id: c21c40cce3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はる | 作成日時:2016年7月23日 0時