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「率直にさ、どう思った？」
「ドラマの世界じゃん。」
「ははっ、優太と同じこと言うんだな。」
本当に、率直にそう思った。
だって、そんなのドラマとか小説とか、それこそ漫画だよ。
「言いたくないけど、大変なんだね。」
「うん。すっごくね。」
「バイトは？何してるの？」
「放課後から夜中までは居酒屋、そっからコンビニの深夜。」
「え、超ハードじゃん。」
「まぁ、学校で寝てるから大丈夫。」
"今日は流石にコンビニは休み持ったけど(笑)"
って笑う菊池風磨の目元には薄っすらとクマがある。
だから移動のバスでも窓側でずっと寝てたんだ。
中島くんがずっと後ろ向いて私たちに話し掛けてたから、呆れて寝たのかと思ってた。
授業中だって、つまらないとか、不良あるあるの理由かと思ってた。
「なんか、ごめん。」
「なにが？」
「アンタの事ただの不良とかヤンキーだと思ってた。」
「まぁ、仕方ないよね。」
「アンタほんとはいい奴かもね。」
「Aチャンに言われるの、嬉しい。」
そうやってふにゃっと笑う笑顔は可愛い。
うん、正直これは可愛いよ。
「あれ、中島？」
私と目線を合わせていた菊池風磨が、少し視線を上にズラす。
その言葉を聞いてから振り向くと、ちょっと気まずそうな中島くん。
「中島くん、どうしたの？」
「いや〜、ノリでミクちゃんと回ってたんだけど、はぐれちゃって。」
"俺、連絡先とか知らないし、大丈夫かなって。"
で、私なら連絡先知ってるだろうと思ってたら目の前に現れたらしい。
「とりあえず、電話掛けてみるね。」
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キララ(プロフ) - いやー風磨くんたまらなくいいです！素敵でした！これからも頑張って素敵な作品書いてください (2016年7月30日 0時) (
レス) id: e3a122c086 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりの - 続編読みたいです！ (2016年7月27日 15時) (レス) id: e008a6c033 (このIDを非表示/違反報告)
satomai(プロフ) - 続編読みたいです！お願いします！！ (2016年7月27日 10時) (レス) id: d958dfff2a (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品大好きなので是非続編読みたいです！お願いします！！ (2016年7月27日 9時) (レス) id: 90116ced49 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮もえ(プロフ) - 続編読みたいです！！！ (2016年7月27日 9時) (レス) id: c21c40cce3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2016年7月23日 0時
