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次の日。

朝登校するといつも通り中島くんと話す菊池風磨。



席に近づくと中島くんと目があって、これがいわゆるアイコンタクトね、なんて感心してた。





「おはよう、A。」

「おはよう、健人。」




呼び捨てなんて慣れてなくて声が震えてないか心配だけど、

中島くんが向けてくれたようなキラキラの笑顔を私もしてるつもり。


チラッと菊池風磨を見ると、驚いたように目見開かせてて、なんだか分からないけど勝ち誇った気分になった。




「お前ら、そんな仲良かったっけ?」

「え?そうだよ。風磨が知らなかっただけ。」




"ね?A。" って話を振られてどうしたらいいか分からないからとりあえず微笑み返す。





その日、中島くんはえらく積極的だった。



教科書忘れたなんて言って、私と反対側の男子に見せてもらえばいいのに

わざわざ私と机くっつけて。オマケに超顔近いし。

"これも作戦だから。" なんて言ってたけど絶対自分がやりたいだけじゃん。

まぁ、作戦って言われるなら仕方ないんだけど。





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放課後。

今日はミクと帰る約束をしてたから一緒に帰る。




「どうなの?菊池風磨は。」

「んー、今のところ手応え0かな。」

「さすが菊池風磨。」

「結局私のことなんてなんとも思ってないんだよきっと。」



そんな風に自虐しても、悲しくなるだけだった。







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キララ(プロフ) - いやー風磨くんたまらなくいいです!素敵でした!これからも頑張って素敵な作品書いてください (2016年7月30日 0時) (レス) id: e3a122c086 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりの - 続編読みたいです! (2016年7月27日 15時) (レス) id: e008a6c033 (このIDを非表示/違反報告)
satomai(プロフ) - 続編読みたいです!お願いします!! (2016年7月27日 10時) (レス) id: d958dfff2a (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 完結おめでとうございます!この作品大好きなので是非続編読みたいです!お願いします!! (2016年7月27日 9時) (レス) id: 90116ced49 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮もえ(プロフ) - 続編読みたいです!!! (2016年7月27日 9時) (レス) id: c21c40cce3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる | 作成日時:2016年7月23日 0時

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