064 Fuma ページ14
. Fuma side
放課後。
"教室に誰も居なくなるまで待っててほしい。"
って言われたから、一緒に帰る約束をしていた美月チャンには適当に理由を付けて待っててもらった。
ずーっとソワソワしてるAチャン。
正直超可愛いからずっと見てたいんだけど、さっきから永遠と鳴り止まない俺の携帯。
通知を見れば、
［ねぇ、まだ？］
［待ってるんだけど。］
［風磨どこにいるの？］
なんてどうでもいい事ばっかり。
通知が来るたびに携帯を見てたから、時間気にしてるって思われるかな。
「あの、話したいことがあって...」
「それは分かってる。早く話して？」
出来るだけ優しく言ったつもりなんだけど、
無駄に尖ったように聞こえる俺の声。
「あのね、ずっと気づいてなかったんだけど...」
その先を聞こうとした瞬間、教室の扉が開く音がした。
「風磨？」
俺のでも、Aチャンの声でもない、美月チャンの声。
「待ってろって言ったろ、美月。」
俺自身も、なんでこのタイミングで呼び捨てにしたのかは分からない。
気づけば美月チャンは顔を赤く染めていて、
Aチャンは俯いて泣きそうな顔。
あぁ、俺はそんな顔が見たいんじゃないのに。
「ごめん、やっぱいいや。急いでるのにごめんね。」
「え、ちょっと！Aチャン！」
泣きながら鞄を持って走っていくAチャンを追いかけようとした時、
「待ってよ風磨！」
「は？」
「風磨の彼女は、私でしょ？」
なんで、お前が泣きそうな顔してんだよ。
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キララ(プロフ) - いやー風磨くんたまらなくいいです！素敵でした！これからも頑張って素敵な作品書いてください (2016年7月30日 0時) (
レス) id: e3a122c086 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりの - 続編読みたいです！ (2016年7月27日 15時) (レス) id: e008a6c033 (このIDを非表示/違反報告)
satomai(プロフ) - 続編読みたいです！お願いします！！ (2016年7月27日 10時) (レス) id: d958dfff2a (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品大好きなので是非続編読みたいです！お願いします！！ (2016年7月27日 9時) (レス) id: 90116ced49 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮もえ(プロフ) - 続編読みたいです！！！ (2016年7月27日 9時) (レス) id: c21c40cce3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2016年7月23日 0時
