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Kento









「俺、中島と同じ大学にした。」









そう聞いた大学1年の冬。

俺は嬉しくて空を飛べそうなほどだった。









「どうして?」

「どこでも良かったし。家から近いし。」

「お前ほんとそういうとこだわ。」

「まぁ、天才だから余裕で入れちゃうんだよね。」









大学生になった風磨は入学式に金髪で来た。

サークル勧誘で学校にいた俺は風磨を二度見した。









あぁ、もう女の子たちが風磨に夢中だ。









「中島なに入ってんの?」

「あー、写真。SNSとかで映える写真の撮り方研究。」

「へぇ、今時。じゃあ俺もそれ入ろ。」









金髪でスーツを着た風磨は、もう見た目はホストだ。









「ねぇ、中島くんあの子と知り合い?」

「まぁ、幼馴染。」

「へぇ〜!全然タイプ違うね!」









早速サークルの女の子たちに声を掛けられて、その日に入った風磨は次の日から早速来た。

まぁずーっと女の子に囲まれてたから、俺は話してないけれど。









風磨が大学生になって、1ヶ月が経つ頃だった。









「なぁ、中島。」

「なに?」









同じ写真サークルの仲間に、声を掛けられた。









「正直さ、菊池、どうよ?」

「どうって?」

「お前さぁ、知らないの?」

「なにを?」

「菊池がサークルの女全員食ったって話。」









耳を疑った。

まぁ、高校生の頃から先輩後輩関係無く抱いていたけれど。

風磨は大学を、サークルを、そういうとこだと思ってる?

まだ入って1ヶ月なのに。









「お前から言っといてくれよ。もう俺らサークルどころじゃないんだわ。」

「...分かった。」









とは言ったものの、風磨に嫌われたくは無いし、強くは言えないかもなぁ...









.

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作者名:はる | 作成日時:2018年3月3日 19時

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