検索窓
今日:10 hit、昨日:16 hit、合計:373,676 hit

079 ページ39

.









「さっむ。」









部屋の中の暖かい空気とは違って、外はかなり冷え込んでいた。

日が陰る時間が早くなって、時間感覚が狂うなぁなんてこの前風磨と話したところだ。









洗濯物を取り込んだ後、いい具合の時間になっていたから、風磨を揺すって起こそうとした。









「風磨?ご飯作らないの?」

「んー。起きてる。」









待って、それ、お昼寝から起きる時も使うの?

起きてないくせに、起きるって言う癖。

ほんとそれ、ややこしいから辞めてほしい。









「仕方ないか。」









引っ越しを手伝ってもらったり、私よりきっと風磨の方が学部的にも課題は多いのに。

それに加えてバイトもしていて、帰りが遅い日もあったし。

疲れてるんだよね。









「...作ってやるか。」









料理が出来ない訳じゃない。

風磨が同棲する時にルールを作った。









"俺は洗濯出来ないから、洗濯はAちゃん。俺は料理するから。お弁当も作る。"









なんてのを約束したから、ずっとその通りにしてきただけであって。

私も一応女の子なんだから、料理したい時だってあるし。









「風磨のため。よし。」









さっきも言ったけど、料理を作るのは嫌いでもないし苦手でもない。

けど、何気に風磨にご飯を作るのは初めてな気がする。









え、なにそれ。

ちょっと緊張してきた。









それに気付き始めた頃にはもうハンバーグのタネを焼き始めていたからで。

もしかして、ハート形とか可愛いことしとけばよかった?

いや、でもそんなのキャラじゃないし...









なんて考えていたら焦げかけた。危ない。









とりあえず後温める程度で大丈夫なとこまで出来た。

ついでに冷蔵庫に野菜いっぱいあったからスープも作った。









後は、風磨が起きるのを待つだけ。

てか、起こした方がいいのか。









私は未だソファーで気持ちよさそうに寝ている大きな物体に近づいた。









.

080→←078



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (272 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1859人がお気に入り
設定タグ:SexyZone , 菊池風磨
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はる(プロフ) - あらたさん» あらた様 うわー!本当ですね!すみませんご指摘ありがとうございます!これからも当作品をよろしくお願いいたします。 (2017年11月6日 2時) (レス) id: ab803b53a8 (このIDを非表示/違反報告)
あらた(プロフ) - 設定に変わってしまっているのかなと思います。なにか考えがあってでしたら申し訳ありません。これからも更新楽しみにしております! (2017年11月5日 4時) (レス) id: b48a22250f (このIDを非表示/違反報告)
あらた(プロフ) - こんばんは!初めまして。作者様の書かれるストーリーだけでなく、言葉や作品の雰囲気やリズムなど全部がツボです(;_;)作者様のお話が大好きです〜!それと私の間違いだったら申し訳ないのですが、68では主人公は夏生まれとなっていますが70では11月?あたりの→ (2017年11月5日 4時) (レス) id: b48a22250f (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 未空さん» 未空様 もったいないお言葉をありがとうございます!これからもよろしくお願い致します。 (2017年10月26日 1時) (レス) id: ab803b53a8 (このIDを非表示/違反報告)
未空(プロフ) - 今1番好きな作品です!続き楽しみにしてます! (2017年10月24日 0時) (レス) id: 0d0a977df5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はる | 作成日時:2017年9月13日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。