現代の天使と年上のお姉さん part2【アイドリッシュセブン】 (ページ40)

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天side

天「ただいま…」

鷹匡「おかえり、天」

天「九条さん、帰ってらしたんですね」

鷹匡「あぁ」

昔のことを、思い出していた

家族を置いていった時のこと…

なんでか、

りんねが八乙女事務所に来てから

昔のことを思い出す機会が増えている

鷹匡「天、今八乙女事務所に新しい人が来ているらしいね」

天「はい」

やはり、九条さんの耳にも入っていたのか

鷹匡「どんな子だね？」

天「…自分勝手にやってますよ。TRIGGERや社長のことを嫌ってます」

鷹匡「それは、お転婆な子だね」

天「…」

彼女に、何か意志があってしてる行動なのか…？

仮に、りんねが昔の

お隣さんの彼女であったとしたら…

ボクのこと、嫌う理由はあるよね

家族を置いて出ていったボクのことを

彼女はきっと、許してはいないはず

陸は……

今では、連絡を取り合うようになってはいるものの

彼女だけは…

彼女の居場所は、知らない

陸は知っているだろうが、あえて聞かない

鷹匡「……天」

天「はい」

鷹匡「君の昔のお隣さんの、彼女が言っていたよね。天を超えるアイドルになると」

天「……はい」

鷹匡「今………それを果たしに公に現れたのだとしたら…」

九条さんも、同じことを考えていたのか

天「……」

鷹匡「確かめたらいい。それで、もし彼女があの少女なら……君はどうする？」

ボクは………

彼女に会う資格はない

あんなに悲しませてしまった

今頃、どうにもならないだろう

天「例え、そうであってもボクは会いには行きません。そんなこと、出来るわけない」

鷹匡「そうか……なら、僕が会いに行ってみようか」

天「えっ……」

九条、さんが………

鷹匡「どう反応するか、楽しみだね」