現代の天使と年上のお姉さん part2【アイドリッシュセブン】 (ページ37)

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STEP75 ～回想～ページ37

見知らぬ男の人が来たあの日から

数日経った日のこと

その日は日曜だったと思う

わたしは陸と天と遊ぼうと

やっぱり七瀬家へ

陸「Aねぇ、天にぃがいない」

A「えっ…」

なんだか、嫌な予感がする

A「家の中じゃない？行ってみる？」

陸「うん！」

可愛い弟、陸の頭をそっと撫で

わたしたちは家の中へ入る

玄関先に、

陸「あれ？誰かいる」

黒い革靴があった

それは、この前見た………

A「天ｯ……！！」

陸「Aねぇ！？」

あの人だ……

また、あの人がきたんだ

天を連れて行っちゃう

やめて……

やめて！！！

わたしは無我夢中で走って、

リビングのドアを思いっきりあける

そのあとに、陸も走ってやってきた

「陸…Aちゃん」

A「おばさん、なんでまたこの人が来てるの？」

おばさんは悲しそうな顔をした

おじさんは、こちらへとやってきて

「陸……あのな」

A「だめっ！！陸にさわっちゃだめ」

わたしは陸の前に出る

陸「A、ねぇ？」

A「天はどこなの！？天は………」

天「ここにいるよ」

背後から声がした

振り返ると、

天がスーツケースを手に

その場に立っていた

まさかね………

陸「天にぃ、スーツケース持ってどうしたの？お出かけ？」

天「……」

天は陸から視線をずらす

A「………嘘」

嘘って言ってほしい

これは、夢だって

嘘だって、教えて……

天………

？？「陸くんと、Aちゃんだね？天くんは、今日からおじさんのとこに養子に来るんだよ」

嘘言わないで