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『タケミチ君は、あの時、未来からやってきたの…？』
無機質な部屋の中で、ぽつりと呟く
これがバレたら多分、マイキーに殺される
でも、この人の協力が必要だと、
「はい、俺は、今のAさん達を救うためにやって来ました。」
『私を救うため？』
「昔のマイキーくんならこんなこと絶対にしない！」
テレビも、雑誌も何も無い、
ベットとテーブルだけ
モノトーンで統一された部屋にずっといるAさんはおかしくならないのかと心配になる
「こんな生活嫌じゃないんすか」
『…』
「あの頃みたいに、優しく笑わないんすか」
『…』
「今のAさん、冷たいっす」
『…タケミチくんにはそう見えるのか』
「へ？」
『私結構満足してるの。この生活に』
「なんでっ…」
『元々、あの人が居なくなってから、私の生きる意味は半分以上失ってるからね』
『ただただ、日々が過ぎてくだけ』
『でも、今私がここにいるのは、万次郎がそうしたいからでしょ？』
『万次郎は私を手元に置いときたいの』
『今まで、ずっとあの子の真剣な思いを無視してきたから、こんな形でもそばにいてあげた方がいいのかなって』
「…そんなのおかしいっすよ」
「Aさんの人生じゃないっすか！！！」
「マイキーのそばにいてあげたほうがって…」
「こんな形で、そばにいるのなんておかしいっす」
『ねえ、タケミチくん』
『私も、タイムスリップできるかな？』
「…どういうことっすか」
『死んでも変えたい過去に、戻れるかな』
『タケミチくんは戻れたんでしょ！！！それで会うはず無かった私に出会ったんでしょ！！！』
『そしたら、私も、あの人が…』
『真一郎が生きてる日に戻れるのかな…』
「…」
「俺もなんでタイムスリップできたのか分からないんですよ」
「線路に落とされて、気づいたら」
『じゃ私を線路に突き落として』
「何言ってんすか！」
『それで、過去に戻れるなら』
『私は』
『満足』
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キャンディー(プロフ) - 綺羅さん» 私も真一郎推しなので、この作品を作っちゃいました笑笑 (2021年11月24日 21時) (
レス) id: 2c0233fc7b (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - 真一郎推しからしたら最高すぎる！！！！ (2021年11月21日 12時) (レス) @page28 id: 1c40c756d3 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディー(プロフ) - ご指摘ありがとうございます！ (2021年8月12日 20時) (レス) id: caaf428f68 (このIDを非表示/違反報告)
マリー(プロフ) - 1ページ目の消毒液を付けるところ、あんのていではなく、あんのじょう(案の定)だと思います！要らぬ指摘だったら一々細かくてすみません…。 (2021年8月12日 19時) (レス) id: 44f2d9f658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤマタノ | 作成日時：2021年8月11日 21時
