時を架けた人へ【名探偵コナン】 (ページ1)

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始まり、そして終わりページ1

「ちょっと！美和子！」

「勝手に触ったら怒られるよ！」

「そこの女子大生！二人！！」
「汚ぇ手で触ってんじゃねぇぞゴラァ！」

「せっかくボディー直したってーのによォ！」

「それより式！式！」

あの事件の後、壊れてしまった車体を松田が綺麗に治した後の車を見る女子大生2人組

それに突っかかる松田

｢じんぺいちゃん、早くしないとAちゃんの卒業証書授与みれないよ？？｣

「あぁ”？誰があんな女」

「素直じゃないなぁじんぺいちゃんは」

「るっせぇ！」

会場に着けば、たくさんの人が座って待機していた。

｢周り見回してみたけど、Aちゃんいなかったね｣

｢そうだね、、Aは裏にでもいるんじゃないかな？｣

｢なんせ今年の成績優秀者だろ？｣

｢まーさか、あのゼロにら1点差で勝つなんて｣

｢あの時のゼロの顔見たか？多分生涯であれが最初で最後に見られるかもしれねぇ顔だぞ。｣

｢お前たち、黙ることは出来ないのか？｣

｢ひぇー怖いねぇ。｣

ここにいる誰もが、卒業証書授与をAが行うと思っていた。

｢卒業証書授与！！｣

「降谷零！！」

ザワザワ…

周りが静けさを消し飛ぶ。

｢えっ、ゼロなの？｣

｢Aちゃんじゃ、、｣

1番驚いていたのは降谷自身だった。

何故、自分が呼ばれたのか。確実に卒業証書を受け取るのはAだったはずなのに、

何故、僕なのかと

｢おい、ゼロ。受け取りに行かねえのか？｣

松田が真っ直ぐな目で降谷を見る

｢あぁ、行くさ。｣

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

7年後ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

｢安室さん！ハムサンドとアイスコーヒーオーダー入りました！｣

｢了解です｣

｢安室さんってお料理上手ですよね？｣

｢そうですか？｣

【ゼロは料理、からっきしだからな！】

「まぁ、幼なじみの親友にコツを教わりましたから…」

「それってかわいい女の子だったりしてー…！！」

「残念ながら、男です…」

諸伏景光
警視庁公安部に配属され某組織に潜入するが状態がバレ…友人や家族を守るために自決

ﾊﾟﾘｨﾝ!

「おい、マジかッ！」

「あー、ごめんなさい。」

「でも…机の際にグラスが置いてあったから…」

「俺が悪いってぇーのか！？」

「あっ、ちょっと」

「お互い様です。」

「あなたはスマホに気を取られて…グラスの置き場所に配慮が足りず」

「あなたはバック分の幅を忘れ安易に通り抜けようとした」

「僕はなにか間違ったことを言っていますか？」

【俺は何か間違ったことを言っているか？】

伊達航
所轄を経て警視庁捜査一課強行犯係に配属されるが…