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『それじゃあ、アルバスの他にお兄ちゃんがいるのね』
「うん！」
「なんか、窓の外からお姉ちゃんを見た時不思議と心が安らいだの」
「それに、お姫様そっくり！」
『それは良かったわ』
「だから私お姉ちゃんが好きなの！」
にこやかに笑う可愛い子
そっと頭を撫でる
私が直ぐに彼女に気づいたのも魔力が不安定に揺れ動いてたから
おそらく彼女の魔力は精神的に制御が出来なくなってる。
私の魔力と彼女の魔力がリンクした。
彼女と私の魔力は相性がいいらしい。
「アリアナ！！！！アリアナ！！！！」
「どこ行ったのっ！！
頭の中に一瞬、目の前の少女を探す母らしき姿が映る
『もしかしてあなた、勝手に家をぬけてきたの？』
「…」
『お母さんが探してる。行きましょ』
「やだ…」
私の服の裾を引っ張ってその場にしゃがみこむ
『どうして？』
「私のせいだってわかってるのっ！」
「私が魔力を制御出来ないからっ…」
「でも、真夜中しか外に出れなくて、友達もいなくて、お兄ちゃんたちにも気を使わせて…」
ポロポロと大きな瞳から流れる雫
『大丈夫。私貴方のお兄ちゃんに連れられてここに来たの』
『この休みの間はあなたのそばにいるわ』
『そうしたら沢山色んなとこに行きましょ』
パッと周りが明るくなるほど笑顔になる
「うん！！！」
多分この子は辛い思いをしてしまったのだろう。
この子は何も悪くないのに
『そうしたらお母さんのところに戻りましょ』
一回り小さな手を握る。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
アリアナのお母さんは彼女を見つけた途端、すぐさま駆け寄り私から彼女を隠した
「この子が急に家を出てしまって…ご迷惑おかけしました…」
そして、彼女の腕を掴んで家のある方向へ歩こうとする
「いやっ！いやっ！！！」
その瞬間落ち着いてた魔力が膨大になる。
「アッアリアナ！」
『離れて！』
「でっ、でも！」
『いいから離れて！』
アリアナの腕を引き寄せ彼女を抱きしめる
「危なっ！！」
「…収まった」
私の魔力が大きく膨れ上がったアリアナの魔力を喰らう
そのままアリアナは気を失ってしまった
『私が近くにいる限り、この子は大丈夫ですよ』
驚き腰が抜けてしまったお母さん
「あなたは…何者なんですか」
『アルバス君のお友達です』
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赤とんぼ(プロフ) - わぁぁぁ見れるようになっているありがとうございますこのお話大好きです本当にありがとうございます (7月13日 20時) (
レス) @page39 id: cb6eaa4562 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き(プロフ) - ありがとうございます^_^ すごく面白いですね(o^^o) 続き楽しみに待ってます (2021年12月24日 20時) (レス) id: 36bca363a3 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - お話、面白いです！続きが楽しみです！ (2021年12月13日 11時) (レス) @page14 id: c205e099df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤマタノ | 作成日時：2021年11月28日 0時
