6 ページ6
「おはよう。今日はミートパイとリンゴを持ってきた」
『ありがとう！！』
そして彼はちょくちょくここへ来るようになった。
『でも、そんな持ってきて大丈夫なの？』
「あぁ、別に誰も気にしないさ」
『そう。なら、また持ってきてちょうだい』
「あぁ、いいよ」
彼はグリフィンドール生、ゴドリックの寮。
『そういえば、何年生なの？』
まだあどけない少年のように見えるが、私にとっては全ての人間が若く見える。
「3年生だよ」
『ってことは13歳？』
「あぁ」
『顔は、年相応だけど落ち着いてるから少し不思議に感じるわ』
『というか、13歳でよくここを見つけられたわね』
「ありがとう。」
「それより、Aはいつまでここに居るつもり？」
『いつまでって…いつまでもかしら』
「外に出たいとか思わないのか？」
『少しだけ思うわよ、少しだけ』
『でも、外に出たら大切な人ができちゃうわ』
「それの何が、君をここに引き止めるんだ」
やっぱりこの人は、13歳だと思えないくらい落ち着いてて、大人びている。
「ここにいて、面白いことは何一つないと思うけど」
『別れが辛いの』
『こうして、アルバスにも出会ったけれど』
『最後は私を置いていくでしょ』
みんなそうだった。私だけ取り残されて老いもせずに。
「今まではそうだったかもしれない」
「君を囲う呪いは永遠ではないんだろ？」
「突然解けるかもしれない。」
「その時に、ここにずっといる記憶が残るより大切な人たちとの思い出を沢山作った方がいいと僕は思うよ」
こんな何千年も生きてる私の方が頭が固いなんて少し恥ずかしい。
まだ13しか生きていない少年に諭された。
『そうね、勿体ないわね』
そうと決まればこれから先どうしようか
『少し旅をしようかしら』
「そしたら、僕の家に来なよ」
『へ？』
「ちょうど帰省なんだ。」
『そうなのね』
よく分からないけれど、唐突に決まった旅先
『アルバス、ちょっと失礼するわね』
そう言ってアルバスの後頭部に手を回しおでことおでこをくっつける
「ちょっ、なにしてっ」
彼の記憶の中に、家を見つける。
『アルバスの家はわかったわ。』
『家に戻る時のタイミングを教えてくれればここから行ける』
アルバスの顔は呆気に取られて少し頬が赤い
「あ、あぁ」
『まだ年相応なのね、そういうことは』
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
ダンブルドアさんは少年時代絶対イケメンだと思ってます
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 261人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤とんぼ(プロフ) - わぁぁぁ見れるようになっているありがとうございますこのお話大好きです本当にありがとうございます (7月13日 20時) (
レス) @page39 id: cb6eaa4562 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き(プロフ) - ありがとうございます^_^ すごく面白いですね(o^^o) 続き楽しみに待ってます (2021年12月24日 20時) (レス) id: 36bca363a3 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - お話、面白いです！続きが楽しみです！ (2021年12月13日 11時) (レス) @page14 id: c205e099df (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヤマタノ | 作成日時：2021年11月28日 0時
