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あの日は確か、雨が降ってた日だったのかな。
ホグワーツ城から少し離れた場所でいつものように待ち合わせ
雨が降っていたから予定は少し狂ったけど、でも雨の日も悪くなかった。
濡れないように近づく肩、
いつもと違った距離感。
雨という日が少し特別になったのはこのおかげ
『ねえ、聞こえてる？』
「あ、う、うん！それでその続きは」
『絶対、聞いてなかったわ。あなたから質問してきたくせに、話を聞かないなんて失礼よ。』
「ご、ごめん！」
「それで、」
『人の精神の核は決して同じではないわ。形も違えば色も違う。大きさもその在り方も。』
『これは魔法動物と違うところね。案外魔法動物のもつ精神の核は似たようなものなの。同じ習性とか元々もつ個体が同じだからよ。かと言って全て同じ扱いで通用するってこともないわ。』
『動作、近づき方は同じでも会話する内容が違うように、その子によって接し方も変わってくる。』
『まぁあなたはそういうところ鋭そうだから、大丈夫でしょうね。でも、人には通用しない。』
『あなたみたいな人はね。』
「そしたらどうやって、僕は」
『んー、焦らなくても貴方のような人を好んでくれる人はいるわ。』
『でもさっき言ったように、人の精神の核は違うのよ。それを見極める眼を持つこと、』
『難しいことかもしれないけれど、1度精神の核を支配すれば人間を支配することなんて容易なことよ。』
『それで、あなたの聞きたかったこれだけれど』
そう言って彼女が手にしたのは、スカイブルーの石
『これはその核に触れることが出来る。』
『まぁ、ないよりはあった方がいいものよ。精神安定剤、お守りのような効果のもの』
『別に大したものじゃないわ』
あの時の僕は、その言葉を信じた。
きっと、それは偽りだったんだよね。
君と、その石はなにか関係があって
あの石があることで、きみとクリーデンスは繋がった。
効果なんてないわけない。君がそれを手にすれば
じゃあ、彼女は誰なんだ？
君と正反対の真っ黒な冷えきった月のような女性
「ニュート、あの人のこと警戒した方がいいわ」
「あぁ、僕もそう思うよ」
君となんの繋がりがあるかは知らないけれど、
確実に、彼女を追えば君に出会える。と
僕は信じるよ
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赤とんぼ(プロフ) - わぁぁぁ見れるようになっているありがとうございますこのお話大好きです本当にありがとうございます (7月13日 20時) (
レス) @page39 id: cb6eaa4562 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き(プロフ) - ありがとうございます^_^ すごく面白いですね(o^^o) 続き楽しみに待ってます (2021年12月24日 20時) (レス) id: 36bca363a3 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - お話、面白いです！続きが楽しみです！ (2021年12月13日 11時) (レス) @page14 id: c205e099df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤマタノ | 作成日時：2021年11月28日 0時
