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クリーデンスは、少女から貰った石を強く握りしめる。
助けてくれと
その瞬間、また真っ暗な世界が広がる。
少女の気配はない。
｢助けて、、そばにいて欲しい｣
あの時、僕を友達と呼んでくれたから
背中にズキっと痛みが走る
｢うぅっ！！｣
｢痛いよ、やめてよ、なんで、、友達でしょ！！｣
先程も興奮していたクリーデンスはまた感情を昂らせる。
自分のようで、自分では無い姿に
その瞬間、暗闇に糸筋の光が差し込む。
『抑えなさい』
『その力を、』
｢来てくれた！！｣
クリーデンスは子供のように喜ぶ
すぐさま駆け寄るが、少女には追いつけない。
｢僕を避けるの？｣
『今だけよ』
｢なんでよ！｣
『あともう少しだから、落ち着いて』
その言葉に嘘はない。
クリーデンスも素直に言うことを聞く
呼吸も、心音も、感情も一定に
『クリーデンス、』
オブスキュラスを産むもの
彼女は、その辛さを知っていた。
そして彼がそれと共に生存することがほかより長いことも
｢僕、あなたに逢いたくて｣
『嬉しいわ、』
『私もあなたに会いたいって思ってた』
少女にかけられる言葉は誰よりも信じられる。
それは、彼女が仕向けているからだろうか
『少し顔が疲れてるようだけど、大丈夫？』
力を使ったから
裏にある言葉は隠れたまま
｢うん、大丈夫だよ｣
『そう、』
あの時のように、クリーデンスの頬を包み込む
少しでも、少女の中に少年の負が入り込む
いつかの日のように、少女を助けた時のように、
ｰｰｰｰ
ニュートは、マクーザから何とか逃げ切りドゥーガルが居る場所へ来ていた。
ドゥーガルは階段を駆け上がる。
そこに居たのは、オカミー。
その子守りをドゥーガルはしていたのだ。
その時クイニーが鈴を鳴らす
その音に反応してオカミーが暴れ出す
｢虫を！！虫とティーポットを｣
慌てるニュートと虫を探すティナたち
すると、小さな箱がカタカタと存在を主張する
｢あれ、なに？｣
それを見たドゥーガルが慌ててそれを取りに行こうとする。
｢ティナ！！その箱を開けて！｣
ドゥーガルより先に
ティナは、杖を取り急いで呪文を口に出す
｢開け｣
綺麗にラッピングされた箱のリボンは解け、中にはオカミーの大好物である希少価値の高い果物
｢これは、誰が｣
ニュートには思い当たることしか無かった。
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赤とんぼ(プロフ) - わぁぁぁ見れるようになっているありがとうございますこのお話大好きです本当にありがとうございます (7月13日 20時) (
レス) @page39 id: cb6eaa4562 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き(プロフ) - ありがとうございます^_^ すごく面白いですね(o^^o) 続き楽しみに待ってます (2021年12月24日 20時) (レス) id: 36bca363a3 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - お話、面白いです！続きが楽しみです！ (2021年12月13日 11時) (レス) @page14 id: c205e099df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤマタノ | 作成日時：2021年11月28日 0時
