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男は1人、深いソファに沈む
彼だけの部屋
忠誠心を誓う仲間(支持者)がいる
昔の面影などどこへ行ったのだろうか
一方的な愛はもう飽きた
想えば想うほど離れていく
コンコン
部屋のノックがなる
｢はいれ｣
｢失礼致します｣
｢珈琲のご用意が出来ましたので、お持ち致しました｣
珈琲をいつもの場所に置き部屋を後にする
また彼は1人
昔、夢を描いた時にいた彼らだけでいい
彼を囲う者は沢山いる
だが、本当に欲しいものは
今日の出来事を思い浮かべる
ニュート・スキャマンダーとティナ・ゴールドスタインは死刑執行時に逃走
問題はそれではない
ニュート・スキャマンダーのカバンの中で続く部屋
そこの小さな小屋に、
あの日
恋焦がれた彼女の写真があった
アルバスが彼の退学処分に反対したこと
そして、自身が持っていない彼女の写真を彼が持っていること
そしてその隣には自分のせいで亡くなったであろうアルバスの妹の姿
彼女たちは確かに死んだはずだった。
あの日、アルバスの弟であるアバーフォースも混じえ3人で戦ったあの日
彼は見た、愛する彼女と愛し合った男の妹が倒れるところを
じゃああの写真はなんなんだ。
彼の頭の中でひとつの可能性が浮び上がる
彼女はあの時、死んでいなかった
しかし、なぜあのままの姿なのか
彼女は、神に近い存在
あの、誰よりも美しく可憐な容姿に
全てを知っているような瞳
｢A、君は不老なのか｣
それは誰もが望むもの
彼にとっても喉から手が出るほど欲しいもの
でもそれ以上に、彼は彼女が欲しい
あの日、瞬間で恋に落ちた
ｰｰｰｰ
｢なぁ、なんでそんなに俺を避けるんだ？｣
『避けてないわよ、親しくしてないだけ』
｢アルバスと俺のどこが違うんだ｣
『アルバスと比べないことね。』
｢じゃあ｣
『だって、貴方はあなたよ、アルバスはアルバスなの』
『誰にもなれないからこそ、何者かになるのよ』
絹のように透き通った金色の髪が彼女の頬に触れた
ｰｰｰｰ
瞳を閉じれば彼女との思い出が蘇る。
それと同時に、ピリッと指先に痛みが走る。
彼は知ってしまった。
｢Aが、居るのか｣
彼女が近くに存在していると
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赤とんぼ(プロフ) - わぁぁぁ見れるようになっているありがとうございますこのお話大好きです本当にありがとうございます (7月13日 20時) (
レス) @page39 id: cb6eaa4562 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き(プロフ) - ありがとうございます^_^ すごく面白いですね(o^^o) 続き楽しみに待ってます (2021年12月24日 20時) (レス) id: 36bca363a3 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - お話、面白いです！続きが楽しみです！ (2021年12月13日 11時) (レス) @page14 id: c205e099df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤマタノ | 作成日時：2021年11月28日 0時
