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時が過ぎるのは、速いと人は言う
分母だけが増えていくから
もう幾分、人間の生涯を何周したくらいの分母になっている
『アリアナ、起きて』
もうすっかりアリアナは14歳から18歳へと
もうすっかり大人の女性へなっている
｢おはよう、A｣
『アリアナ、提案なのだけれどもここから出ていかない？』
｢でていく、？｣
寝起きの頭は働かないのかあまり呑み込めていない
『もう随分、ここにいたから少し離れてみようかなって思ったの』
｢いいわね！｣
『アリアナの行きたい場所に行きましょ』
できれば、私の事を知らないところがいいわ
そう付け足して
｢いつか、戻ってくるの？ここへ｣
『ええ、そのつもりよ』
『ここは、私の大切な場所だもの』
『お出かけだと思って』
｢わかったわ。準備する！｣
ホグワーツだけじゃない、今の世界の現状をこの目で見たかった
私の刻む時間と世界が刻む時間は違う
どれほど変わりゆくのだろうか
｢ねぇ、もしここを出てくならニュートへお手紙出さなきゃじゃない？｣
｢せっかく仲良くなったのだから！｣
ニュートと出会い4年もたった。
『そうね、書かなきゃ』
綴る思いは沢山ある
何枚になるのかは分からない
でも、ありったけの思いを込めて手紙を出そう
〜親愛なるニュートへ〜
この手紙を読んでいる頃には、私たちはどこか遠くへ旅に出てるでしょう。
その前に、あなたにお手紙を出したかった。
アリアナからの提案よ。
だから、もうひとつの封筒はアリアナからのお手紙
貴方と出会った頃から思い出してこの手紙に綴ろうと思ったのだけれど、やっぱり紙に収まりきらない気がしてきたわ。
でも、かけるだけ貴方への感謝の想いを伝えたいわ。
本当は貴方とあってお別れを言いたかったのだけれど、そしたらもう会えない気がしてしまうから手紙という形でお別れすることを決めました。
もし、私に会いたいと願ってくれるならこの手紙を持ち歩いて欲しいわ。
まぁ、難しい話しよね。でもなにか私達と貴方が繋がるものをひとつ持ってるだけでまた会える気がするの。
これは私の、勝手な解釈だけれどね。
貴方に出会った時、不思議な感じがしたわ。この人は素敵な人なんだとすぐにわかった。
それはあなたの一心に動物を愛する心と純粋な瞳からだと思うわ。
私の人生の中であなた以上に魔法動物を思い愛する人は、いないわ。そう、あなた一人だけ。
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赤とんぼ(プロフ) - わぁぁぁ見れるようになっているありがとうございますこのお話大好きです本当にありがとうございます (7月13日 20時) (
レス) @page39 id: cb6eaa4562 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き(プロフ) - ありがとうございます^_^ すごく面白いですね(o^^o) 続き楽しみに待ってます (2021年12月24日 20時) (レス) id: 36bca363a3 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - お話、面白いです！続きが楽しみです！ (2021年12月13日 11時) (レス) @page14 id: c205e099df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤマタノ | 作成日時：2021年11月28日 0時
