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死の秘宝を探しに叔母の住むゴドリックの谷へ住まうことになった。
そこで叔母の近所に住む少年と出会った
アルバスという名らしい
俺よりも少し華奢で勤勉そうな奴だった
「妹の世話をするためにここに残った」
「したら」
「俺と…一緒に探さないか？」
「何を…？」
アルバスとはすぐに意気投合した
朝から晩まで、妹の世話の合間には会っていた
そんなある時、アルバスの家の窓から綺麗なブロンドの髪がなびく
スーッと窓が開く音がする
そこから顔をのぞかせる。
この世の人とは思えないほど、美しかった。
今にも消えてしまいそうなほど淡く透き通る
目が離せなかった。
『そんなに見つめないでもらえるかしら？』
気がつけば彼女の視線は俺へと止まっていた
「あっ、と…」
今までの女とは違う。
息が詰まる。
『彼が最近ちまちまとどこかへ出かけてくの』
『浮気かしら』
『他に女の人でもいるのかも…』
『あっ…もしかして君かもしれないわね』
全てを見透かされた
ドキドキと焦りと一人の男としての胸の高鳴りが合わさる
『貴方よね、最近アルバスを弄んでるのは』
ここで焦っては行けない。
平常心を保つんだ
「弄んでるなんて、そんなことしてませんよ」
「アルバスとはお互いに意気投合して夢について語り合ってるんです」
じっとりと俺の瞳から俺の思考を読み取るように見られる
『そうなのね、』
『あまり彼に影響を与えないでちょうだい』
『彼は賢いけれどまだまだお子ちゃまなの』
少しからかうように笑った表情に胸が締め付けられる
今の俺にとって彼女の話なんてどうでもよかった。
だけど、彼女から出る1音1音を聞き逃すまいと一つ一つ耳へと拾い上げていく。
一瞬の動きだけでも魅了された
「あなたの名前は？」
『私の名前を聞く前にさっきの事ちゃんとわかったか返事をしてくれるかしら？』
長く話していたい。
「あぁ、善処するよ」
「君の名前を教えてくれれば」
どうしても彼女を知りたい気持ちが抑えられない
『貴方、分かってるじゃない』
『さすが、アルバスと馬が合うだけあるわ』
そう言って笑って一呼吸ついたあと丁寧に唇が形を変える
『A』
「A」
『それで？』
「あぁ、教えてくれてありがとう」
『違うわよ、あなたの名前よ』
「あぁ、すまない。」
「俺は、ゲラート・グリンデルバルド」
『そう』
多分これが
俺の人生の中の1番幸せな時代
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赤とんぼ(プロフ) - わぁぁぁ見れるようになっているありがとうございますこのお話大好きです本当にありがとうございます (7月13日 20時) (
レス) @page39 id: cb6eaa4562 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き(プロフ) - ありがとうございます^_^ すごく面白いですね(o^^o) 続き楽しみに待ってます (2021年12月24日 20時) (レス) id: 36bca363a3 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - お話、面白いです！続きが楽しみです！ (2021年12月13日 11時) (レス) @page14 id: c205e099df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤマタノ | 作成日時：2021年11月28日 0時
