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私が怠けすぎていたのだと思う。
アリアナの精神状態や魔力循環もだいぶ安定してきたとタカをくくっていた
『アルバス、ごめんなさい』
なにが、偉大なる魔法使いだ。
人1人助けられなければただの人だ
いつ暴走しても制御できるようにケンドラさんにはペンダントを渡したはず
でも、それを今考えたところでなにか過去が変わる訳では無い。
『アリアナ？いるんでしょそこに』
禍々しい魔力が空気を汚染する
息をするのも苦しいほどに
アリアナは自分のしてしまった罪の重さを受け止めきれないのだろう
『大丈夫よ、私が近くにいるからもう大丈夫。』
『本当にごめんなさい。私がもっと早くに来ていればこんなことにはならなかったわ』
神に与えられたこの力を私は愛する人たちを救うことに使えなかった。
「A…」
「私どうしようもできなかった…」
「あれほど一生懸命覚えた制御の仕方も、魔力コントロールも全てが無に変わったの」
「この体を蝕む私の力を私じゃ抑えられなかった」
「気が狂ったわ、どうしようもなかったの」
「A、Aが来てくれた時すぐにわかったわ」
「だって、あんなに膨れ上がって止まらなかった物がすぐに落ち着いたの」
「ねぇ、ずっと私のそばにいて！！私もう…Aがいないと…」
私に縋り付くアリアナの細い腕は震えていた
でも、このままではダメ
『アリアナ…』
『私とずっと居てはダメだわ』
『私に依存し始めてる』
まるで麻薬のよう。
いつ爆発してもおかしくない不安定な魔力が私がいることで安定する。
本来の正常な状態になれることはアリアナにとってものすごく素晴らしいこと
『アリアナ、私はサポートするわ。一生一緒にいてあげることも出来る。』
『でもね、私に依存してはダメ。戻れなくなるわ』
『1度ハマれば抜け出すのは難しいの』
『アリアナははそれでいいかもしれない。だけれども貴方にはあなたの人生があって幸せがあるの』
『頑張って今よりコントロールができるようになって自律しましょ』
『その手伝いならこれからいくらでもやるわ。』
甘えさせては行けない。愛してるからこそ
「ねぇ、抱きしめて」
今にも折れそうなアリアナの体を包む
「ありがとう」
『使えるものは使うものよ』
彼女の素晴らしい未来を祈って
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赤とんぼ(プロフ) - わぁぁぁ見れるようになっているありがとうございますこのお話大好きです本当にありがとうございます (7月13日 20時) (
レス) @page39 id: cb6eaa4562 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き(プロフ) - ありがとうございます^_^ すごく面白いですね(o^^o) 続き楽しみに待ってます (2021年12月24日 20時) (レス) id: 36bca363a3 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - お話、面白いです！続きが楽しみです！ (2021年12月13日 11時) (レス) @page14 id: c205e099df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤマタノ | 作成日時：2021年11月28日 0時
