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時は経つのは早くて、アルバスと出会って長期休みに毎年私はダンブルドア家に訪れるようになった
アリアナには、自分のトラウマと向き合いそして魔力を自制させる訓練を教えこんだ。
だいぶ魔力が安定し始めたけれど、暴発してしまうことは時々ある。
やはり魔力とは自身との繋がりで成り立っている。
私が彼女の魔力空間に入り込み過ぎれば、彼女の魔力は形を変えてしまう。
こればっかりは己との戦いになる。
魔力を彼女から奪い取ることだって可能だけれど、アリアナはそれを望まなかった。
少しだけ、アルバスは妹の不安が頭から消えたのか以前より勉学に励むようになった。
それと同時に、アルバスの弟であるアバーフォースと親しくなった。
「Aさん。どうも上手くつくれないんだ。教えてくれないか？」
『いいわよってあなたの学年でこれを作るの？まぁいいわ、ここは…12粒じゃなくて13粒よ、』
『あとは、刻んじゃダメ。潰して。それで反時計回りに7回まわしたあと時計回りにもう1回』
「教科書にはこう書いてあるのにかい？」
『私を信じないで教科書を信じるの？』
『教科書が全て正しくある訳じゃない』
『私もね』
ぽかんとしているアバーフォースはアルバスと違って可愛げがある。
「Aさんを信じるよ」
『ならそう作りなさい。』
「ありがとう…」
そう言って教科書をぎゅっと抱きしめて少し笑う
自分に弟ができたみたいに可愛い
『いつでも分からないことがあったら聞いてちょうだい』
「うん」
少し照れくさそうにするアバーフォース
兄に近づくために頑張ってる
そりゃあんな出来のいい兄がいたら私だって嫌よ
『私は、あなたの頑張りを見てるわ』
誰にも気づかれなくても、私だけでも気づいてる
「本当にありがとう」
「僕、Aさんに出会えてよかった」
少し初な感情が入り交じる
『私のことは、お姉ちゃんだと思って頼ってちょうだい』
私はダメよ
私に惹かれてはダメ
「A、ちょっといいかい？」
『なに？』
「この本の話なんだが」
タイミングを見計らったかのように入ってくるアルバス
「じゃ…僕勉強してくる。」
『頑張って』
それから逃げるように階段を駆け上がるアバーフォース
『大人気ないわよ』
「大人じゃないさ」
『まだ子供だったわね』
「年寄りからしたら僕は子供さ」
『その口一生開かないようにしてあげようかしら？』
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赤とんぼ(プロフ) - わぁぁぁ見れるようになっているありがとうございますこのお話大好きです本当にありがとうございます (7月13日 20時) (
レス) @page39 id: cb6eaa4562 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き(プロフ) - ありがとうございます^_^ すごく面白いですね(o^^o) 続き楽しみに待ってます (2021年12月24日 20時) (レス) id: 36bca363a3 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - お話、面白いです！続きが楽しみです！ (2021年12月13日 11時) (レス) @page14 id: c205e099df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤマタノ | 作成日時：2021年11月28日 0時
