11 ページ11
お姫様はこの感情の揺れを、コントロールすることは出来ませんでした。
お姫様の体の中に秘められた不思議な力は誰も想像できないほど強く大きなものでした。
1度溢れ出てしまった膨大な魔力を制御出来ないお姫様自身も悲鳴をあげ苦しみます。
そんな苦しそうなお姫様の姿を誰も見たことがなかったのです。
いつも心優しいお姫様の辛そうな姿を見て、何人もの使用人たちが助けに行こうと近づきました。
しかし、お姫様を囲う不思議な力によって、誰も近づけませんでした。
王様やお妃様は1人の愛娘めの危機をただ見ることしか出来なかったのです。
そんなところに1人の少年が現れます。
城の警備をしていた使用人たちも少年を追いかけていたため、少年の後に続き現れます。
嵐の中を走ってきたのか、全身は水が滴っていました。
とってもみすぼらしい姿をした少年がいきなり部屋に入ってくるなど王様たちにしてはありえないことです。
そんなことを露知らず、少年は荒れ狂うお姫様の元へ駆け出します。
誰も止められなかった。誰も入れなかったスペースへと
｢Aー！！！」
｢僕だよ！！！」
軽々と踏み入れていきました。
お姫様にとって少年は運命の人だったのでしょう
何故なら、誰も触れられなかったお姫様を抱きしめたのです。
お互いがお互いを求めた愛の力。
ここだけの話、この愛の力は魔法に打ち勝つ事を成し遂げた事により後の物語へと大きな影響を与えていくのです。
それは、お姫様がその少年に出会うまでのお楽しみ
そして話は戻り、荒れ狂うお姫様を見事救出したみすぼらしい少年に対し王様たちは感謝の気持ちを伝えました。
しかし、物事は上手く進みません。
王様とお妃様は、お姫様と少年が結ばれるのを拒否したのです。
やはり、こんなにも美しく秀才な愛しいわが子にはそれ相応の相手と幸せに暮らして欲しかったからです。
しかし、今回の件で一旦お姫様の結婚は中止となりました。
お姫様は、ここの誰とも結婚はしないと言い張ったからです。
お姫様は少年を愛していました。
そして少年もお姫様を愛していました。
そして時は経ち
少年が青年へと成長する頃に、元々身体の弱かった青年は病に倒れてしまったのです。
そして、お姫様は禁忌を犯してしまうのです。
愛した人にまた命を吹き込んでしまったから。
運命とは時に残酷なのです。
禁忌を犯したお姫様に神様は罰を与えます。
永遠の若さと命を
そして、青年との別れを
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 261人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤とんぼ(プロフ) - わぁぁぁ見れるようになっているありがとうございますこのお話大好きです本当にありがとうございます (7月13日 20時) (
レス) @page39 id: cb6eaa4562 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き(プロフ) - ありがとうございます^_^ すごく面白いですね(o^^o) 続き楽しみに待ってます (2021年12月24日 20時) (レス) id: 36bca363a3 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - お話、面白いです！続きが楽しみです！ (2021年12月13日 11時) (レス) @page14 id: c205e099df (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヤマタノ | 作成日時：2021年11月28日 0時
