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始まりの日【壱】 ページ1
夢を見ていた___
長い様で 短い夢_
もしかしたら、夢じゃなかったのかもしれない
悪夢の様な…
現実
________
「はぁ、肩が重いなぁ…｣
そう呟きながら 川で汲んできた水バケツを片手に
森の中を歩く
「今日はやけに村が明るいな…お祭りかな」
月明かりに照らされて 銀色の髪が光を鈍く反射する
村に着いた瞬間、目を疑った
理由は_
「…っ！村が！！燃えてる！？」
村が燃えていたのだ
森から見える村が明るかった理由が解る
僕の住んでいる村は 近隣に帝国領があって
この村は一応は王国領だ
夜襲も珍しい事じゃなかった
「母さん！父さん！！」
バケツから手を離して夢中で家に走る
が…
「父…さん…？母さん…？」
遅かった、両親は首を切られ
殺されていた
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作者名：夢無 | 作成日時：2016年11月7日 16時
