リーの策略２ ページ45
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ﾘｰ｢はい、俺の勝ちー｣
A｢うっ･･･｣
机の上に置かれたマス目の書かれたボード。
その上には一面真っ黒の石が並べられていた。
おかしい。つい、さっきまで
白の方が多かった。
なのに今は１枚すら残っていない。
A｢もう1回ｯ！！｣
ぐっ、と涙を堪え懇願する。
ﾘｰ｢どーせまた俺が勝つのに？｣
それにひきかえ
リーは余裕な顔して笑う。
今思えばここで辞めておけば良かった。
A｢次は勝つ！！｣
ﾘｰ｢じゃあ、次から罰ゲームな。
負けた方は勝った方の言う事を一つ聞く事。｣
A｢分かった！！｣
ﾘｰ｢よし、決まりな。｣
これが悪夢の始まりだった･･･
それから数分後･･･
A｢何故だ･･･｣
先程の真っ黒の結果と何一つ変わらない
真っ黒のボード。
ﾘｰ｢Aは後先考えなさ過ぎんだよ｣
A｢うーーー、もう１回！！｣
ﾘｰ｢はい、はい、
その前に約束通り罰ゲームな。｣
はい、と渡された物に思わず顔が引き攣る。
A｢あの、リーさん。これは･･･｣
ﾘｰ｢フレッドに貰った。｣
いや、貰ったって･･･
え。
これ猫耳ですよね？
A｢いやいやいや、待って何それ
リーってそんな趣味『ねーよ！！』アッ、ハイ｣
ﾘｰ｢ま、罰ゲームに丁度いいんじゃね。｣
A｢えー、ほんとに付けるの？｣
ﾘｰ｢別に今更だろ。
１年のハロウィンの時同じ様なの付けてたろ。｣
A｢いやいや、あれはほら。
まだ幼かったというかさ。｣
ﾘｰ｢つべこべ言わず付ける！
じゃなきゃ続きしねーぞ。｣
A｢喜んで付けさせて頂きます！！｣
このまま
負けて終わるのは気に食わないので
恥じらいなんてものは捨て
ｽﾁｬｯ、と装着し再戦開始。
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ラッキーアイテム
三角帽子
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作者名：雪華... | 作成日時：2017年1月1日 0時
