リーの策略１ ページ44
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A｢リーさんや、リーさんや。｣
ﾘｰ｢なんだね、Aさんや。｣
A｢暇ですね｣
ﾘｰ｢そうだな｣
A｢･･･｣
ﾘｰ｢･･･｣
A｢･･･｣
ﾘｰ｢･･･なんだよ。｣
A｢三秒で面白い事考えて｣
ﾘｰ｢無茶言うな！！｣
A｢むー。｣
只今グリフィンドール談話室にて
リーと２人きり。
いつもの双子はといえば
クィディッチの練習。
よって、クィディッチメンバーは皆居ない訳で
余り物同士こうして
暇を持て余している。
ﾘｰ｢つーか、暇ならいつもみたいに
練習見に行けばいいじゃねーか。｣
A｢行こうとしたんだけど
双子に止められた。｣
ﾘｰ｢は？何で｣
A｢外･･･｣
チョイチョイ、と窓の外を指せば
雷は鳴っていないもののかなりの大雨。
だけどクィディッチには関係ない。
こんな日こそ雨の日の試合練習になる！
と、張り切って練習に向かった。
仕方ないので私も傘とレインコートで
行こうかと思っていたら
全力で双子に止められたのだ。
ﾘｰ｢あー･･･過保護システム。｣
納得したように うんうん、と
一人頷くリー。
お察しの通り
風邪でも引いたらどうするんだ、
強風で木が飛んでくるかも！！
もしそれが当たったら･･･！！
それか、風で観客席が崩れるかも！！
などと、あれこれ言われ
結局留守番である。
ﾘｰ｢仕方ねぇなぁ･･･
あいつらが帰ってくるまで相手してやるよ｣
やれやれ、と言った具合に
ソファに、寝転がっていた身体を起こせば
で、何するんだ。と、一言。
A｢何でもいいよ。
暇つぶしになるなら。｣
ﾘｰ｢それが1番困るんだよなー
んー。あ、そうだ。あれやるか。｣
ポン！と何かひらめいたように
手を叩けばニッと葉を見せ笑うリー。
何かは分からないけど
楽しいならそれでいいか
と乗ることにした。
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三角帽子
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作者名：雪華... | 作成日時：2017年1月1日 0時
