ウィーズリー家の居候少女と始まりの日【ハリーポッター；first memories】 (ページ40)

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ジョージの恋路３ページ40

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急いで階段を駆け下り
外に出れば前方に見えたAの姿。

ｼﾞｮｰｼﾞ｢A！！｣

声を掛ければこちらに気付き
笑顔で駆け寄ってくる。

ﾌﾚｯﾄﾞ｢おかえり！｣

A｢ただいま。二人共、罰則はもう終わったの？｣

ｼﾞｮｰｼﾞ｢フィルチの罰則なんか
真面目に出来るかって｣

ﾌﾚｯﾄﾞ｢魔法でちょちょいっと済ましてきたんだ｣

ｼﾞｮｰｼﾞ｢バレなきゃ問題ないってな｣

A｢だと思った。｣

そう言って笑うA

その顔を見れば
さっきまでの息苦しさが嘘のように
消えてなくなる。

だけど、

その笑顔を
今日1日セドリックは独り占めしてたのか･･･

と、思うとどうしても許せなくて、
ちらりとセドリックに目を向ければ
タイミングよく視線がぶつかった。

1年の頃からAは
セドリックと仲が良かった。

普段からAは人気者で
顔が広く、色んな人と仲が良かったから

セドリックも、ただの友達だって、
そう思っていた。

だけど、ある日を境にセドリックは変わった。

Aはそう言うのに鈍いから
気づいてないだろうけど

きっと、こいつも俺と同じ気持ち。

A｢ジョージ？｣

心配そうに顔を覗くAに
軽く微笑み、また、セドリックに顔を向ける。

ｼﾞｮｰｼﾞ｢今日、Aを誘ってくれてありがとう｣

ﾌﾚｯﾄﾞ｢は、ジョージ･･･？何言って･･･｣

思いもしなかった言葉に
セドリックとフレッドは目を見開いた。

そりゃ、そうだ。
恋敵にわざわざお礼を言う馬鹿は何処にいる。

ましてやデート何て･･･

だけど、今回は俺のせいでもあるから

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