セドリックの恋路２ ページ32
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あれからグリフィンドール生何人かに声をかけ
Aの居場所を聞いて回り
ようやく見つけた彼女の後ろ姿。
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢A！｣
声を掛ければクルッと振り向き
パチパチと目を瞬かせる。
A｢セド？どうしたの？｣
あ･･･ちょっと声大きすぎたかな･･･
Aの隣に立つ
アリシアやアンジェリーナも何事かと
言うようにこちらを見据えていた。
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢あー･･･っと、その、｣
彼女を見つけた事で頭がいっぱいになっていて
咄嗟に声をかけたものの
その先を考えていなかった･･･
そんな様子を見て察したのか
アリシアとアンジェリーナは顔を見合わせ頷いた
ｱﾘｼｱ｢お邪魔かしら？
A、私達先に行ってるわね。｣
ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢双子には私から上手く言ておくから
ごゆっくり〜｣
A｢え？あ、うん(？)｣
気を聞かせてくれたのか。
彼女達に心の中で感謝しAに視線を向ければ
不思議そうに彼女達の背中を見送るAが
ふと、振り返り青い瞳と目が合う。
それと同時にﾄﾞｸﾝと心臓が跳ねる。
A｢えーっと、セド？どうしたの？｣
何か、何か言わないと･･･
固まった思考をフル回転させ
絞り出していく言葉
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢あ、え、えっと･･･
明後日のホグズミード！！
一緒に行かないかな、って思って。
ほら、この前のお礼って言うか･･･
色々励まして貰ったからさ･･･
あ！嫌なら断ってくれて全然いいんだ！
強制とかじゃないし、無理なら･･･｣
焦って一方的に言葉を連ねる。
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作者名：雪華... | 作成日時：2017年1月1日 0時
