セドリックの話１ sideセドリック ページ19
.
sideセドリック
初めて彼女を知ったのは
入学して2週間が過ぎた頃だったー･･･
｢ちょっと、二人共！
次はセブルスの授業なんだから
遅れたらまた怒られるよ！｣
｢｢大丈夫だって！それより
A、早くしないと置いてくぞ！｣｣
｢あーーー、もう！知らないからね！｣
廊下の向こうで叫ぶ２人の男子生徒と
Aと呼ばれた一人の女の子。
男子生徒は
入学３日で 教員達に問題児と認定された
悪戯好きのフレッドとジョージ。
話したことは無いが
名前ぐらいは僕でも知っていた。
ただ、僕が気になったのは女の子の方。
｢それでさー、こいつってば……
ん？セドリック、どうかしたか？｣
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢いや…ほら、あの女の子｣
｢あぁ、リヴィアか？｣
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢リヴィア？｣
｢知らないのか？A・リヴィア。
俺らの学年だと結構有名だぞ？｣
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢そうなのか？｣
｢何たってあの容姿だ。
それに頭も良くて、性格も良しときた。｣
｢既に彼女狙いの先輩達も居るって話だぜ。｣
｢でもま、リヴィアに近づく奴はみんな
あの双子に返り討ちにされるみたいだけどな｣
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢へぇ……｣
｢なんだ、セドリック。
もしかして一目惚れでもしたか？｣
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢まさか、そんなんじゃないさ。
ただ、あの問題児って言われる２人と
一緒にいるのが気になっただけだよ｣
｢ふーん。ま、確かに気になるよな。｣
｢噂だと幼馴染みだとか
親同士が知り合いだとか
色々言われてるみたいだけど…｣
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢幼馴染み…｣
｢本当の所分かんねぇけどな。
っと、やべ。急がねぇと次の授業遅れる！
行くぞ、セドリック！｣
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢あ、あぁ。｣
これが彼女を初めて知った日。
.
ラッキーアイテム
三角帽子
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 558人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪華... | 作成日時：2017年1月1日 0時
