ずっと前から貴方のことが（yg）ｰ 2 ｰ

ちょー強いじゃん。 ページ7

「じゃあ、明日はクラスマッチだから

8時50分までにクラスTシャツに着替えて体育館集合なー

遅刻等無いように！

じゃあ、お疲れ様〜」





あの写真撮影のあとすぐに皆で片付けたんだけど

想像以上に捗らなくて帰り道は真っ暗だった。

先輩が家まで送ってくれて楽しい1日も終わり。

宿題が終わらない、助けてくれと

真夜中に2人から電話がかかってきてたみたいだけど

私は気づかずに爆睡してました。

おかげで今日の授業はいつもより集中できた気がするな！！！











「Aちゃーん、俺たちバスケの練習して帰るけど

Aちゃんもやってく？」



「本当？私結構久しぶりだから身体動かしときたいかも」



「じゃあ一緒行こうぜ」



「おっけい。

あ、たぶんたろも来ると思うから誘っていっていい？」



「りょーかーい」
















「「「すげえ ,,, 」」」



久しぶりのバスケにテンションが上がって

1 on 1で樹くんを抜いてそのままシュート、入っちゃった。



「,,,Aちゃん、何者？」



「いや、まぐれ,,,



「樹〜知らないのか〜？

Aは中学のときキャプテンだったんよ。

何なら小学校のころからやってたから

バスケ歴はもう10年くらい？」



「そうだね、小2の頃にはもうやってたから。

まあ、高校入ってやってないから10年にはならないけど」



「いや、むしろブランクあってこれなら凄すぎだって！

もう俺らのクラスの女子バスケは優勝確定じゃん！！」



なあみんな！とクラスの練習してる男子にまで

声をかける樹くん。



,,, お願いだからハードルを上げないでくれ。










「ちょっと飲み物買ってくるね〜」



そう声をかけて体育館を出た。

久しぶりのバスケ、やっぱり楽しいなーなんて思って歩いてたら

前に沢山の荷物を腕に抱えてフラフラ歩く人の姿が。





「ジェシー先輩、手伝いますよ」



「わあ！びっくりした！！Aちゃんか。

,,, 重いから大丈夫って言いたいところなんだけど

これ以上このまま行くと落ちちゃいそうだから

お願いしてもいい？」



凄く申し訳なさそうにシュン,,,としてる。

耳もしっぽも下がった大型犬みたい。



「じゃあ、これ貰いますね」


上の方に持っていた荷物を受け取ると

ありがとう、と笑顔の先輩。


うん。やっぱり大型犬だ。

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