ずっと前から貴方のことが（yg） (ページ7)

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誤魔化せ,,,た？ページ7

「係からで何かある人はいますか？」

結局あの後は何も無く、授業も終わり帰りのHRになった。

「はーい、じゃあ明日でテスト1週間前だから

みんな頑張れよ。

お疲れ様ー」

うわ、忘れてた。

テストあるじゃん。

｢ねえねえ山崎ちゃん

勉強教えてよ！お願い！｣

田中くんがめちゃめちゃ拝んでくるんだけど

生憎私も何もできていない。

どうしようかと迷っていると

「山崎ー、ちょっとこっち来い」

ほくちゃんナイスタイミング。

「ごめん、呼ばれたから行くね、ばいばい」

田中くんのえーって声が聞こえるけれど、

振り返りながらもう一度ごめんって言っといた。

「山崎、怪我とかなかったか？」

おっと、サボってたんだった。

｢はい、大丈夫です。

すみません、ありがとうございます｣

こーち先輩、上手く誤魔化してくれてたんだ。

あとでありがとうって言っておこう。

「それよりお前、

犬が学校に入ってきたのを見つけて捕まえて

飼い主を探しに行ったって聞いたぞ。

次からは学校の外に出るときは

心配だから、誰か先生に声掛けていけよ」

え,,,？

こーち先輩の方を見ると

手を合わせてごめんって言ってる。

先輩、さすがに嘘つくの下手すぎませんか。