ずっと前から貴方のことが（yg） (ページ31)

今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:17,760 hit

. ページ31

本当に家が近くて

ジェシー先輩は1分もせずに降りていった。

「あれ、2人とも寝ちゃったの」

慎太郎も田中くんも爆睡してます。

「すみません、送っていただいているのに,,,」

「いいよいいよ、気にしないでー」

「久しぶりにAちゃんから連絡きたから

めちゃめちゃびっくりしたんだよ。

今まで全然連絡こなかったから

俺の連絡先消しちゃったんだと思ってた」

「私もこんなタイミングで使うことになるとは

思ってなかったです」

「そういえば！

もうすぐ体育祭の実行委員集め始まるらしいよー

すっごい楽しかったよね、体育祭。

前日とかさ,,,」

あの頃、私はこーち先輩に恋していた。

でも先輩には可愛くて、頭もよくて、優しくて

私は絶対に勝てないような彼女さんがいた。

だからこの気持ちに踏ん切りをつけるためにも

体育祭が終わったら告白しようって思っていた。

体育祭の前日。

明日の準備も仕上げの段階で、作業をしていたとき。

「Aー、こーち知らない？ここ確認したいんだけど」

「見てないよー、一緒に探そうか？」

「まじ？頼む！」

慎太郎が確認したいことがあるって先輩を探していたから

一緒に探すことにした。

教室棟にいないかなと思い、3年生の教室へ向かうと、

空き教室から先輩の声が聞こえた。

「何で急に別れるなんて言うんだよ」

そこにはこーち先輩と彼女さんがいた。