ずっと前から貴方のことが（yg） (ページ12)

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「お邪魔しましたー」

「ばいばい田中くん、また明日ね！」

「樹ばいばーい」

｢「いただきまーす」」

「おいしい！めっちゃおいしい！！
さすがたろママ！！」

「よかったわ。

Aちゃんはいつも美味しそうに食べてくれるから

作りがいがあるわねー

沢山食べてね！」

「ありがとうございます！」

そんな会話を慎太郎は微笑みながら見守っていた。

かわいい,,,

そんな呟きはAには届いていない。

「「ご馳走様でした」」

「たろ、あとひと踏ん張り頑張ろ！」

って意気込んだんだけど

「Aー、起きてー」

気づいたら寝てたみたい。

たろママのご飯美味しすぎるんだもん。

食べたらお腹いっぱいで眠くなったよ。

「そろそろ外も暗いし送ってくから」

「もう動きたくない,,,

たろの家泊まる,,,」

「それはダメ」

「なんでー、いっつも泊まってたじゃん」

「いつ話してるの、ほら起きたー」

無理やり立たされた。

とぼとぼと玄関に向かうA。

「あいつ、荷物全部置いていきやがった。

俺いつか、あいつの幼馴染卒業できるのかな」