白鳥沢の元赤羽先生2 (ページ9)

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誰も失いたくないページ9

武装探偵社に戻ると…

国木田「太宰！！Aさ……ん！？！なんで血だらけなんだ！？！」

赤葦「情報どうでした？」

『バッチリだ…あとこれ全部返り血だからな』

与謝野「ﾁｯ」

『ちょっと与謝野女医舌打ちなんて酷くないですか！？……敦と与謝野女医あと暇な人！！手伝ってくれ！！カルマを探す！！』

五色「え！？カルマさんどうしたんでか！？」

菅原「まさか…敵にやられたんじゃ」

茂庭「でもカルマさんに限ってそんなこと…」

『あるんだよな…そんなこと…遅く見つけたら助からないかもしれない！！もう人を誰一人失いたくないんだよ！！』

岩泉「俺も手伝います！でもその前に先生は着替えてください…返り血の量が少なくても赤くなってますよ…そのブラウス」

『わかった…アイツは確かヨコハマに泊まりがけで来てたはずだ…着替えたらすぐに私もすぐに向かう…頼むぞ！！』

敦がカルマを見つけたそうだ。

それも……

路地裏で……

腹から血を流してる所を丁度見つけたらしい。
虎の鼻って凄いな………じゃなくて！！
今、カルマは与謝野女医の治療を受けてる。

私は可笑しくなりそうだった。

サクと次はサヤ…サヤの次はカルマ…私の大切な友人達が巻き込まれていたからだ。

サヤとは軽口を叩いてるがちゃんと信用だって
してる。

菅原「先生…」

乱歩「今は止めときな……ショックなんだよ…きっと……」

ｶﾞﾁｬ

与謝野「終わったよ…しばらくは目を覚まさないだろうね…」

『そうですか……ありがとうございます…
…カルマに会ってきます』

私は逃げるように治療室に向かった。