白鳥沢の元赤羽先生2 (ページ33)

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覚悟ページ33

？「久しぶりだね」

『！！太宰中原…お前ら逃げろ…サヤもだ…こいつ…この声…まさか…お前…』

サヤ「死神！！」

死神「赤羽Aちゃんと赤池サヤちゃん…そして双黒…」

中原「噂には聞いてたが…手前が死神か」

死神「そうだよ……Aちゃん…君をスカウトしたい…君は殺しの方が似合ってる」

『…殺しなんてやらねぇよ』

死神「君はこちら側の方が輝けるのになー…残念」

A…

『……一度断ってるよな？何度も言うな…
お前もアラムダムに造られたんだろう』

死神「アラムダム？あー…彼か…そうだよ…だったら君もわかるんじゃないのかな？」

『…もう長くは続かないと？』

死神「そう…」

『…言い残す言葉は？』

Aは一歩ずつ死神に近づいていった。

死神「残り２０分後…ここは爆発する」

太宰「なんだって？」

死神「それまでに君達も逃げた方がいい」

『そうか…』

Aは死神に触れた。

死神は消えた。

『先に国木田達を連れて外に逃げてくれ』

え…

『私はサク達を救出してから出ていく…アラムダムに聞きたいこともあるしな…』

駄目…

サヤ「絶対駄目！！アンタが爆発に巻き込まれたらどうするの！？！」

『その言葉そっくりそのままお前に返すよ…アンタには幸せになってもらいたい』

サヤ「っ…」

『カルマをよろしく頼むな…サヤ…』

Aは私を押した。

バランスが崩れた。

太宰「…貴方はどうしたいんですか？サヤさん」

え？

中原「手前がどうしたいんだ？…赤羽を助けてぇのか？助けたくねぇのか？」

私は……

サヤ「アイツを…Aを助けたい！」

太宰「わかりました…中也…行くよ…くれぐれも無理はしないでください」

サヤ「はい！」

私は走ってAを追いかけた。